カウンセリング
Counseling
目的
カウンセリングにおける基本的な理論や技法を学び,これを実際に試みることによって,最低限のカウンセリング的対応が可能となることを目的とする.
概要
最初にカウンセリングにおける理論と技法の基礎について講義する.その上でロールプレイなどの実習を行うことで,単なる知識の習得だけではなく,カウンセリングを行う(相手の話をよりよく聴く)ための技術を身につける.
キーワード
カウンセリングの技法,ロールプレイ,自己理解,他者理解
注意
3名で分担する.保健学科の専門科目ではないが,他者との好ましいコミュニケーション作りに役立つと思うので,関心をもって受講してほしい.授業中,他の授業の準備は厳禁する.
目標
1. | 心理療法としての相談と治療的面接を理解する |
2. | 傾聴,受容,共感などを理解する |
3. | 言語的・非言語的コミュニケーションの活かし方を学ぶ |
4. | 関わり行動,質問技法,言い換え技法,感情の反映技法などの効果的利用について学ぶ |
5. | 話し手と聴き手の役割を決めて,効果的に話を聴くことを体験的に学習する |
計画
1. | オリエンテーション |
2. | カウンセリングとは |
3. | 他者を受容し,共感する |
4. | 自己と他者の関係 |
5. | 交流パターンを活かしたコミュニケーション |
6. | コーチング・コミュニケーションを生かすコミュニケーション |
7. | 受容と共感のコミュニケーション |
8. | トラウマ経験時の心理的問題 |
9. | トラウマ経験時の心理的問題への支援 |
10. | 看護職員におけるワークプレイス・トラウマ |
11. | チームにおけるコミュニケーションのあり方 |
12. | チームとしての情報の共有 |
13. | コミュニケーションにおけるミスとエラー |
14. | コミュニケーションのマナー |
15. | まとめ |
評価
出席(10%)と教員ごとの課題レポート提出(各30%).
教科書
特になし,資料を適宜配布する
参考資料
授業中に紹介する.
連絡先
山本(3s06, 088-656-7192, yamamoto@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 本授業終了後