2010年度 保健科学教育部 保健学専攻 医用検査学領域 博士前期課程 — [必修] 2年

先端医療技術・支援学特別研究

Research in Advanced Medical Technology

教授・小野 恒子, 教授・近藤 和也, 教授・細井 英司, 教授・齋藤 憲, 教授・香川 典子

12単位

目的

高度化した疾病の診断や病態解析を行う高度専門家教育を目的とする.

概要

高度専門化教育のために,生理機能解析学,病理解析学,細胞・免疫解析学,感染制御・遺伝子検査学,生殖補助医療学等の研究手法を用いて新しい検査法や解析法の開発と研究に関する指導を行う.

目標

1.高度化した疾病の診断や病態解析を行う高度専門家教育を目標とする.

計画

1.生理学的手法を用いた生体機能の解析から,種々の疾患の病態解明や心血管事故予防につながる研究・指導を行う,(斎藤)
2.感染症の分子遺伝学的手法による迅速診断法およびバイオフィルムの抗菌薬抵抗性獲得機構に関する研究・指導を行う.(小野)
3.手術や剖検で得られた材料をもとに病理組織学的,免疫組織化学的検討を行い,病態解析に関する研究・指導を行う.(香川)
4.生殖補助医療の臨床成績を向上するために,臨床応用可能な卵のたいがい成熟培養法や卵の活性化法の開発に関わる基礎研究・指導を行う.(山野)
5.輸血・免疫反応において重要な血液型糖鎖抗原の発現機構および免疫細胞の細胞内Ca2+シグナル伝達機構とその機能発現について研究・指導を行う.(細井)
6.種々の臨床検査情報に基づく基準範囲に関する研究を行う.またITを用いるマルチメディア教材の開発に関する研究・指導を行う.(西田)
7.1)吸入発癌物質の発癌過程を解明するため,クロム工場の労働者の肺癌や前癌病変のがん関連遺伝子やDNA修復遺伝子の解析,2)肺癌のリンパ節転移の機序を解明するため,肺癌細胞株を同所性に移植したSCIDマウスモデルを作成し,癌のリンパ管新生やリンパ行性転移因子の同定・解析,3)胸腺腫の悪性度を評価する指標の同定・解析,などについて研究・指導を行う.(近藤)

評価

研究に対する姿勢や態度,発表を総合的に評価する.

連絡先

齋藤(088-633-9064, saito@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日午後(15:00-1700)
西田(088-633-9060, nishida@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
香川(088-633-9065, kagawa@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
小野(088-633-9061, ono@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
細井(633-9062, hosoi@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日(15:00-17:00)