2010年度 薬学部 薬学科 学部課程 薬学科 — [必修] 1年(後期)

2010年度 薬学部 創製薬科学科 学部課程 創製薬科学科 — [必修] 1年(前期)

分析化学1

Analytical Chemistry 1

徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部生体情報薬科学部門分子情報薬学講座薬品分析学分野 教授・田中 秀治

1単位

形態

講義

目的

分析化学は,多様な成分で構成される試料中のある成分について,その化学的あるいは物理的性質を利用して,1) 他成分と区別し認識 (定性分析) したり,2) 存在量を決定 (定量分析) したりするための原理と方法論を探究し,体系化したものである.本科目では,分析化学の中でも化学反応に基づく分析法と修得することを目的とする.

概要

まず,分析データの取り扱い方や化学反応・化学平衡など,分析化学の最も基礎となる事項を説明する.次に,溶液内化学平衡とこれらに基づく化学分析法について講義する.講義内容に関連する薬剤師国家試験の出題問題も紹介する.

カリキュラム関連

薬学モデル・コアカリキュラムC1(3), C2(1)·(2)に相当

キーワード

分析化学,化学分析,データ処理,化学平衡,容量分析法

注意

高校理系の化学を十分修得していることを前提に講義します.復習に役立つノートが取れるような板書を心がけます

目標

1.分析化学の基礎
  1. 分析化学の分類と単位操作について説明できる.
  2. SI(国際単位系),さまざまな濃度の単位について説明できる.
  3. 誤差,各種統計量,有意差検定,棄却検定などバリデーションに関連する用語と内容について説明できる.
  4. 電解質溶液の性質と化学平衡について説明できる.
2.容量分析法
  1. 容量分析法の要件および特徴,標準液の標定について説明できる.
  2. 酸塩基平衡とpH,酸塩基滴定(非水滴定を含む)と医薬品への応用例について説明できる.
  3. 錯体生成平衡とキレート滴定について説明できる.
  4. 沈殿生成平衡と沈殿滴定(Mohr法,Fajans法,Volhard法)について説明できる.
  5. 酸化還元平衡と電極電位,各種の酸化還元滴定と医薬品への応用例について説明できる.

計画

1.分析化学序論
2.物理量と単位
3.電解質溶液と化学平衡
4.容量分析法序論
5.酸塩基平衡1(酸と塩基)
6.酸塩基平衡2(pH)
7.酸塩基滴定1
8.酸塩基滴定2(非水滴定)
9.錯体生成平衡
10.キレート滴定
11.沈殿生成平衡
12.沈殿滴定
13.酸化還元平衡
14.酸化還元滴定1
15.酸化還元滴定2
16.定期試験

評価

定期試験を100点満点として採点し,その得点から,4回欠席では5点を,5回欠席では10点を減点する.3回までの欠席は減点の対象とはしない.6回以上欠席した場合は,履修を認定しない.

再評価

実施する.

教科書

田中秀治,嶋林三郎 編,「わかりやすい分析化学問題集」(廣川書店)

連絡先

田中(教授室, 088-633-7285, htanaka@ph.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月∼金の8:30∼12:00,13:00∼17:30

備考

質問は電子メールhtanaka@ph.tokushima-u.ac.jpでも受け付けますが,「分析化学1の質問」など要件がわかる件名を記入して下さい(迷惑メールとの判別のため).