2010年度 歯学部 歯学科 学部課程 — 4年(後期)

医の原則と態度

Principle of medicine and medical communication

教授・河野 文昭, 講師・大石 美佳, 助教・篠原 千尋, 岡山大学 非常勤講師・吉田 登志子, オフィスU.I. 非常勤講師・村澤 普恵

1単位

形態

講義

授業目的

歯科医療及び歯科医学の研究における倫理の重要性を理解し,患者本位の医療を実践するためのコミュニケーション能力を身につける.

授業概要

患者の権利を理解し,歯科医療や歯科医学の研究における倫理の重要性を理解する.また,患者本位の医療を実践するために,良好な人間関係を築くコミュニケーション能力を身につける.

授業テーマ

歯科医療における医の倫理とコミュニケーション

授業方法

1∼4回 講義式,スモールグループディスカッション

5∼15回 講義式,スモールグループディスカッション,シミュレーション,ビデオを利用する.

授業場所

第4講義室

到達目標(<>はコアカリ対応)

1.患者の権利が説明できる.<A-1-1>
2.患者の自己決定権を説明できる.<A-1-2,3>
3.医の倫理に関する規範を概説できる.<A-2-1,2,>
4.生と死に関する倫理問題を説明できる.<A-2-3>
5.歯科医師の法的義務を列挙できる.<A-3-5>
6.患者との信頼関係を築くことができる.<A-3-1,2,3,4>
7.インフォームドコンセントの重要性を説明できる.<A-4-1,2,3,4,5>
8.コミュニケーションの目的と技法を説明できる.<B-(1)-1,2>
9.医療面接の重要性を説明できる.<B-(2)-1>
10.医療面接が実践できる.<B-(2)-2,3,4,5,6>
11.地域社会における歯科医師の役割を説明できる.<B-(3)-1,2>

授業計画

大項目中項目内容担当到達目標
1.医の倫理患者の尊厳
患者の権利
河野1,2
2. 〃生命倫理の歴史
国際規範
3,4
3. 〃歯科医師の責務
法的義務と責任
5
4. 〃インフォームド・コンセント
定義と重要性
6,7
5-6.医療コミュニケーションコミュニケーションとは
一般コミュニケーション
大石8
7. 〃 〃
接遇
1,2,7,8,
8-10. 〃医療面接
医療面接総論
吉田9,10
11-15. 〃 〃
医療面接各論・相互実習
村澤,大石,篠原1,2,6,10,11

成績評価の方法

シミュレーション試験を行う.
100点満点で,60点以上を合格とする.

再試験

1回のみ行う.

教科書,プリント,参考書

参考書:「医療倫理」勁草書房,2000

参考書:「歯科臨床研修マニュアル できる研修医の条件 臨床研修をはじめる前に」,永末書店,2003

参考書:「はじめての医療面接—コミュニケーション技法とその学び方」,医学書院,2000

連絡先

河野(088-633-9180, fumiaki@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: (月∼金18:00∼19:00/6F 総合歯科教授室)
大石(088-633-9181, mi@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: (月∼金18:00∼19:00/6F 総合歯科医局)
篠原(総合歯科診療部, 088-633-9181, chihiro@dent.dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: (月∼金18:00∼19:00/6F 総合歯科医局)