2010年度 医学部 保健学科 検査技術科学専攻 学部課程 保健学科.検査技術科学専攻 — [必修] 3年, 4年

微生物学実習

Practice in Microbiology

教授・小野 恒子, 助教・松浦 千惠子

4単位

目的

滅菌·消毒法,無菌操作法,培地や試薬の作成法などの基礎的事項と病原微生物の染色,培養,同定,薬剤感受性および遺伝子検査について技術の習得を目指す.

概要

講義で学習した事項を,実際に微生物を取り扱うことにより基本的技術を習得し,未知検体について自分で考えながら検査を進めていくことにより,微生物検査への理解を深める.

注意

【3年·後期】学内実習 【4年·前期】臨地実習として,徳島大学病院検査部にて実習を行う.

目標

1.微生物検査の基本的手技を習得し,感染症の知識を得る.

計画

1.器具などの滅菌,試薬·染色液·培地の作成
2.手指の消毒法,消毒薬の検定
3.環境の細菌検査(落下細菌,拭き取り)
4.グラム陽性球菌の同定試験
5.グラム陰性球菌の同定試験
6.グラム陽性桿菌の同定試験
7.グラム陰性桿菌の同定試験
8.嫌気性菌の同定試験
9.真菌の同定試験
10.薬剤感受性試験(ディスク法,MIC測定)
11.遺伝子操作1 接合伝達
12.遺伝子操作2 バクテリオファージ増殖実験
13.遺伝子操作3 プラスミドDNAの抽出
14.遺伝子操作4 形質転換・遺伝子クローニング
15.遺伝子操作5 DNAの迅速定量法
16.臨地実習【4年·前期】

評価

レポートと試験成績に実習点を加味する.

教科書

臨床検査技術学12 微生物学·臨床微生物学 (医学書院)

参考資料

臨床検査技術学17 遺伝子検査学 (医学書院)

カラーアトラス微生物検査(医歯薬出版)

連絡先

小野(088-633-9061, ono@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)