放射化学II
Radiochemistry II
助教・阪間 稔
1単位
目的
放射化学Iでの放射性核種の基礎知識や基礎概念をもとに,放射性核種の応用面(物質と放射線の相互作用や,エネルギーの収支に伴う化学的変化の過程の応用)や,その利用(放射化学の核医学への利用など)について教授していく.
概要
一般的な元素の化学特性や化学反応の基本現象と,放射性同位体に特有な基本特性との関連性を最初におさえ,放射性核種の化学(標識化合物,ホットアトム化学,同位体交換反応など)と,放射性核種の化学分析(放射分析,放射化分析,放射性核種の分離法)を二つの柱として理解を深めていく.
キーワード
核化学,核医学,原子核
目標
1. | 放射化学Iの基本概念を基盤として,放射化学に関する応用発展を習得する. |
計画
1. | 固体試料,液体試料,気体試料の線源調整法 |
2. | オートラジオグラフィ用試料調整法 |
3. | 放射線と物質との相互作用 |
4. | 放射化学と放射線化学 |
5. | 放射線化学反応の初期過程 |
6. | 放射性核種の利用 |
7. | 分析化学への応用 |
8. | 標識化合物 |
9. | 試験 |
評価
試験及びレポート課題,出席
教科書
診療放射線技術選書 放射化学・放射線化学 改訂4版 前田米蔵,大崎進著 南山堂2300円<放射化学Iと同じ,2年生新規購入>
連絡先
阪間(電気系実習準備室, 088-633-9862, )
- オフィスアワー: 毎週金曜日14:00∼16:00