歯科保存学(1) 実習
Conservative Dentistry
形態
実習
授業目的
歯科保存学講義で履修した内容を,模型あるいは患者の口腔内を想定したマネキンを用いて実際に各種の保存修復処置および歯内療法を行い,臨床実習に進む前により理解を深め,治療技術を習得することを目的とする.
授業概要
実習前に各人が実習項目を理解した上で,指導教員の説明およびデモンストレーションに従って,模型歯を用いて,各種保存修復処置,歯内療法を施術する.
授業テーマ
歯の保存修復および歯内療法に関する基本的な技術を,臨床実習を行う前に,模型を用いて修得する.
授業方法
実習型式 ビデオ,スライドを適宜用いる.
授業場所
第5実習室
到達目標(<>はコアカリ対応)
1. | 歯種別の形態と特徴を説明できる. | <F-3-1)-②> |
2. | う蝕を確実に除去できる. | |
3. | 窩洞形態を理解し,適切な窩洞形成ができる. | |
4. | 歯髄保護の術式を適切に実施できる. | <F-3-4)-(1)-⑮> |
5. | 修復材料と修復法の種類と特徴およびその適応を説明できる. | <F-3-4)-(1)-②> |
6. | 修復法に関する模型上での基本的操作ができる. | <F-3-4)-(1)-③> |
7. | 簡単な歯冠修復処置を行うことができる. | <F-3-4)-(1)-⑬> |
8. | 鋳造法を理解し,適切なインレーを作製できる. | |
9. | 歯髄の保存療法を適切に実施できる. | |
10. | 歯髄・根尖歯周組織疾患の簡単な症例を処置できる. | <F-3-3)-(2)-⑧> |
11. | 根管充填の意義を理解し,適切な根管充填ができる. |
授業計画
回 | 大項目 | 中項目 | 内容 | 担当 | 到達目標 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 保存修復 | ガイダンス,歯の形態観察と模型作成 | 実習内容の説明,器具貸与, ̄6,_1石膏模型作製,軟化象牙質除去練習 | 全員 | 1,2 |
2. | 〃 | 窩洞形成 |  ̄6 1級インレー窩洞形成(4倍大石膏模型) | 〃 | 3 |
3. | 〃 | 〃 |  ̄6 2級インレー窩洞形成(4倍大石膏模型) | 〃 | 〃 |
4. | 〃 | 〃 | _1 3級および5級レジン窩洞形成(4倍大石膏模型) | 〃 | 〃 |
5. | 〃 | 成形修復 | _3グラスアイオノマーセメント修復(WSD),_4コンポジットレジン修復(5級) | 〃 | 3,4,5,6,7 |
6. | 〃 | 〃 | _12コンポジットレジン修復(3・4級)および ̄7コンポジットレジン修復(1級) | 〃 | 〃 |
7. | 〃 | 〃 | _6コンポジットレジン修復(2級) | 〃 | 〃 |
8. | 〃 | 〃 |  ̄4アマルガム修復(1級) | 〃 | 〃 |
9. | 〃 | インレー修復 |  ̄6メタルインレー窩洞形成(2級) | 〃 | 3,4,5,6,7,8 |
10. | 〃 | 〃 |  ̄6印象採得および咬合採得,作業模型調製 | 〃 | 6,8 |
11. | 〃 | 〃 | 咬合器装着,暫間レジンインレー作製 | 〃 | 〃 |
12. | 〃 | 〃 | Wax up | 〃 | 〃 |
13. | 〃 | 〃 | 埋没 | 〃 | 〃 |
14. | 〃 | 〃 | 鋳造 | 〃 | 〃 |
15. | 〃 | 〃 | 研磨と合着 | 〃 | 〃 |
16. | 〃 | 〃 |  ̄5メタルインレー窩洞形成(2級),印象採得,作業模型調製 | 〃 | 3,6,8 |
17. | 〃 | 〃 | Wax up,模型提出 | 〃 | 6,8 |
18. | 歯内療法 | 歯髄の保存療法 |  ̄5覆髄,_1断髄(顎模型) | 〃 | 4,9 |
19. | 〃 | 歯髄の除去療法 |  ̄6抜髄および根管形成(顎模型) | 〃 | 10 |
20. | 〃 | 根管処置法 |  ̄6根管形成および根管充填(顎模型) | 〃 | 10,11 |
21. | 〃 | 歯髄の除去療法と根管処置法 | _6抜髄と根管形成(顎模型) | 〃 | 10 |
22. | 〃 | 〃 | _6根管形成,根管充填(顎模型) | 〃 | 10,11 |
23. | 〃 | 〃 | _4抜髄と根管形成(顎模型) | 〃 | 10 |
24. | 〃 | 〃 | _4根管形成,根管充填(顎模型) | 〃 | 10,11, |
25. | 実習試験 | 実習試験 | 実習試験 | 〃 | 1-11 |
成績評価の方法
1)実習の主要なステップにおいて模型を提出して採点を行う.(50点)
2)模型実習終了後,保存修復学と歯内療法学に関する試験を行う.(50点)
1)と2)を合計し,100点満点で60点以上を合格とする.
再試験
行う.
教科書,プリント,参考書
実習書:プリントを配布する.
WEBページ
連絡先
松尾(0886337339, matsuo@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: (月∼金 17:00∼18:00/2F1保存・教授室)
中江(088-633-7340, nakae@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: (月∼木17:00∼18:00/2F1保存・第3研究室)
中西(633-7340, tadashi@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: (火∼金17:00∼18:00/2F1保存・第3研究室)
菅(088-633-7340, suge@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: (月∼水・金17:00∼18:00/2F1保存・第3研究室)
湯本(633-7340, yumoto@dent.dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: (火∼金17:00∼18:00/2F1保存・第2研究室)
細川(633-7340, hosokawa@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: (月∼金17:00∼18:00/2F1保存・第3研究室)
高橋(kanakot@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: (月∼木17:00∼18:00/2F1保存・第3研究室)
髙松(088-633-7337, ida@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: (月∼金17:00∼18:00/2F1保存・第3研究室)