2010年度 歯学部 歯学科 学部課程 — 4年(後期)

歯科矯正学 実習

Orthodontics

教授・田中 栄二, 助教・堀内 信也, 助教・泰江 章博, 助教・藤原 慎視, 助教・川合 暢彦, 助教・木内 奈央, 助教・内田 玲子

2単位

形態

実習

授業目的

歯科矯正学講義で履修した矯正装置を自分で作製することで,装置に対する理解を深めることを目的とし,矯正装置の作製方法や技工の手技を修得することを目的とする.

授業概要

実習では,歯科矯正治療に用いられる矯正装置のうち基本的な矯正装置を実際に作製する.各担当教員の指導に従い各自が装置を作製する.

授業テーマ

講義で得た知識をもとに,治療に用いる矯正装置の実際を学ぶ.

授業方法

講義型式 ビデオ,スライドを適宜用いる

授業場所

第5実習室

到達目標

1.矯正治療に用いる器材の名称と使い方を説明できる.
2.矯正装置の種類と使途を説明できる.
3.矯正用ワイヤーの特性と鑞着方法を説明できる.
4.舌側弧線装置の作製手順を説明でき,その装置による歯の移動様式を説明できる.
5.マルチブラケット治療の手順を説明でき,ワイヤーの特性と歯の移動様式を説明できる.
6.矯正治療に必要な力学を説明できる.
7.機能的矯正装置を説明でき,咬合採得から装置作製までを説明できる.

授業計画

大項目中項目担当到達目標
1.ガイダンス
実習器具配付
線屈曲
0.9 mm線の屈曲全員1, 2
2.自在鑞着自在鑞着2
3.機能的矯正装置(FKO)模型調節,構成咬合採得
構成咬合器への模型の取り付け
6, 7
4. 〃外形線の記入,誘導線の屈曲
5. 〃ワックス仮床圧接,ワックス仮床接合
6. 〃ワックス仮床の形成
7.タイポドント実習(舌側弧線装置)タイポドント貸与,帯環調整,STロック維持管鑞着,バッカルチューブの鑞着4, 6
8. 〃印象採得,作業用模型,主線設計,STロック脚部屈曲全員
9. 〃主線屈曲,主線と脚部の鑞着,バンドのセメント合着
10. 〃補助弾線鑞着・調整,タイポドント実習
11.タイポドント実習(マルチブラケット装置)ブラケットのボンディング,ワイヤーベンディング(チャート)5, 6
12. 〃0.014インチワイヤー屈曲,タイポドント実習
13. 〃0.016インチワイヤー屈曲,タイポドント実習
14. 〃タイポドント実習
15.実習器具の返却
実習試験
実習器具の返却
実習試験
1, 2, 3, 4, 5, 6, 7

成績評価の方法

実習作品と実習内容に対する理解度および実習態度を総合評価する.

再試験

適宜行う

教科書,プリント,参考書

参考書:歯科矯正学実習書,医歯薬出版,1983

参考書:可轍式矯正装置入門,クインテッセンス出版,1990

参考書:The Clinical Management of Basic Maxillofacial Orthopedic Appliance,PSD,1997

連絡先

田中(088-633-7356, etanaka@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月火木金17:00∼18:00/3F 矯正・教授室
堀内(088-633-7357, horiu@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月火木金17:00∼18:00/3F 矯正・第5研究室
泰江(088-633-7357, yasuea@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月火木金17:00∼18:00/3F 矯正・第1研究室
藤原(shinji@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月火木金17:00∼18:00/3F 矯正・第5研究室
川合(088-633-7357, kamo@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月火木金17:00∼18:00/3F 矯正・第1研究室
木内(naok@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月火木金17:00∼18:00/3F 矯正・第1研究室
内田(連絡先未登録)
オフィスアワー: 月火木金17:00∼18:00/3F 矯正・第1研究室