2010年度 医科学教育部 プロテオミクス医科学専攻 博士課程 — [選択] 1年(通年), 2年(通年), 3年(通年)

生体制御医学実験実習

Molecular Medicine Seminar

教授・佐々木 卓也, 教授・足立 昭夫, 肩書不明・中堀 豊, 教授・松本 俊夫, 教授・六反 一仁, 肩書不明・西村 範行, 准教授・桑原 知巳, 准教授・内山 恒夫

12単位

形態

実習

目的

ポストゲノム時代の医科学研究の中心となるプロテオミクス研究の基本理論と実験技術・戦術を,具体的な研究テーマのもとに指導する.

概要

生体はその生命活動を維持するため,たえず分子間ネットワークに基づく生体制御系によって恒常性の維持を図っており,疾病はこの制御系の破綻の結果である.プロテオミクス研究を基盤とした分子間ネットワークの研究から疾病の機序解明,さらにはその予防・治療法等の開発を行うことが生体制御医学講座の目標である.この目標達成に必須な種々の技法,解析法に習熟して研究遂行能力を高めるよう本実験実習で学生を指導する.また,実験成績に基づいた作業仮説の立案と実証,修正のプロセスを学ばせ,最終的に研究成果を学術論文にまとめる方法を指導する.

注意

特になし

計画

1.各分野においてリサーチカンファレンス,抄読会を行うと共に,研究指導,技術指導,さらには,研究成果の発表の仕方,論文作成指導を随時に行う.

評価

受講状況と演習内容の理解の程度に応じて評価する.

備考

これからの医科学研究は,いかなる研究領域においても,プロテオミクス的な思考と実験技術を理解し,習得することなく,進めていくことはできない.したがって,将来何らかの形で医科学研究に携わることを希望する者は本実験実習を選択することが望ましい.