病理学実習
Practice in Pathology
目的
病理診断は最終診断であり,他の種々の検査にもまして重要である.病理診断の際に必要な顕微鏡標本の作製技術の習得を目的とする.
概要
病理組織標本の作製を,剖検材料を用いて実習する.組織片の切り出し,固定,包埋,薄切,染色を行い,どのような組織が何色に染まるか鏡検する.
注意
色鉛筆とスケッチブックを用意すること.
目標
1. | 病理組織標本作製における基本手技と一般的染色法を習得する. |
計画
1. | 組織片の切り出し,固定,包埋 |
2. | ミクロトームによる薄切 |
3. | ヘマトキシリン·エオジン染色 |
4. | ワンギーソン染色 |
5. | エラスチカ·ワンギーソン染色 |
6. | アザン染色 |
7. | 実習試験,標本提出 |
評価
実習試験,レポート,標本,スケッチおよび実習態度などに総合的に評価を行う.
教科書
臨床検査講座 病理学/病理検査学(医歯薬出版)
連絡先
香川(088-633-9065, kagawa@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)