2010年度 歯学部 歯学科 学部課程 — 3年(前期)

解剖学(2)C 講義

Anatomy(2)

教授・羽地 達次

1単位

形態

講義

授業目的

2年次後期で学習した一般組織学についての知識を基盤にし,歯と口腔及びその周辺組織の正常な構造を顕微鏡レベルで理解し,それに関連する発生学を学ぶ.

授業概要

歯と口腔及びその周辺組織が,どのような細胞と組織から成り立ち,お互いにどのように関連して機能しているかを教授する.

授業テーマ

歯と口腔の正常な構造と機能,その発生過程と相互関係を理解する.

授業場所

第2講義室

注意事項

講義は毎回出席し,ノートをとること.講義内容に関する質問はオフィスアワーに受けるが,緊急の場合はこの限りではない.

到達目標(<>はコアカリ対応)

1.個体発生と器官発生を概説できる.<D-2-(2)-1)>
2.味覚器の構造と機能を説明できる.<D-2-(3)-感覚器系-4)>
3.歯の発生·発育と歯の交換の過程を説明できる.<F-2-(4)-1)-1)>
4.歯の硬組織の構造と機能を説明できる.<F-2-(4)-1)-3)>
5.歯髄の構造と機能を説明できる.<F-2-(4)-1)-4)>
6.歯周組織の発生,構造及び機能を説明できる.<F-2-(4)-1)-5)>
7.皮膚と粘膜の基本構造と機能を説明できる.<D-2-(3)皮膚·粘膜>
8.口腔粘膜の特徴を説明できる.<F-2-(3)-1)>
9.舌の構造と機能を説明できる.<F-2-(3)-2)>
10.唾液線の構造と機能を説明できる.<F-2-(3)-5)>

授業計画

回大項目中項目内容担当到達目標
1.口腔組織学総論,エナメル質(1)エナメル質の特性
エナメル小柱,レッチウス条
羽地4
2.エナメル質(2)エナメル質の特性
組織学的構造
ハンターシュレーゲル条,エナメル葉,エナメル叢,エナメル紡錘
〃〃
3.象牙質象牙質の特性
組織学的構造
象牙質の成長線
象牙細管,原生象牙質,第二象牙質,修復象牙質,象牙質の石灰化,エブネル線
〃〃
4.歯 髄歯髄の特性
組織学的構造
象牙芽細胞,歯髄細胞,歯冠歯髄
表層の構造,血管と神経,象牙粒
〃5
5.セメント質セメント質の特性
組織学的構造
無細胞セメント質,有細胞セメント質
〃4
6.顔面と口腔の発生顔面組織の起源
一次口蓋,二次口蓋
〃1
7.歯の発生と成長(1)発生の初期
歯堤,唇溝堤,蕾状期歯胚
〃3
8.歯の発生と成長(2)発生の後期
帽状期歯胚,鐘状期歯胚
〃〃
9.歯周組織 (1)歯根膜の特性と組織学的構造
シャーピー線維,歯根膜細胞,脈管神経隙
〃6
10.歯周組織 (2)歯槽骨の特性と組織学的構造
骨芽細胞,破骨細胞,束状骨,層板骨,支持歯槽骨,歯の生理的移動
〃〃
11.口腔粘膜 (1)被覆粘膜
口唇,軟口蓋
〃7 8
12.口腔粘膜 (2)咀嚼粘膜
硬口蓋,歯肉
〃〃
13.口腔粘膜 (3)特殊粘膜
舌乳頭,味蕾,エブネル腺
〃2 8 9
14.口腔粘膜 (4)扁桃
舌扁桃,口蓋扁桃
〃8
15.唾液線大唾液腺,小唾液線
耳下腺,顎下腺,舌下腺
〃10

成績評価の方法

3年次前期試験期間中に筆記試験を行い,成績が100点満点で60点以上の者を合格とする.

再試験

行う.

教科書,プリント,参考書

Ten Cate 口腔組織学 第6版, 川崎堅三監訳,医歯薬出版,2006

カラーアトラス口腔組織発生学 第3版, 川崎堅三他編,わかば出版,2009

連絡先

羽地(088-633-7321, tat-hane@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: (月∼金 17:00-18:00/4F 口腔解剖第二・教授室)