解剖学実習
Practice of Anatomy and Histology
目的
解剖学の基礎知識と病理検査学や臨床血液学等の専門的知識の橋渡しとして,人体の諸形態や臓器と正常組織との関連を重視して,組織細胞の形態的意義は生理的機能に及ぶ広い範囲の知識と概念を修得することを目的とする.
概要
人体の諸形態および各臓器の肉眼解剖学的構造から組織学的構造までを理解させて,機能的な意義を認識させる.臨床検査に必要な解剖学的知識を習得させる.そのために,ホルマリン標本,シリコン含浸標本や模型等と組織標本を活用して実習講義を行い,組織標本のスケッチを通して,人体の諸形態および各臓器の構造を理解させる.
注意
生命の神秘,生物の美しさ等へも関心を示し,真面目に実習に取り組むこと.
目標
1. | 顕微鏡の使い方と細胞の概念を理解する. |
2. | 4大組織の上皮組織(特に皮膚)と支持組織(特に結合組織)を理解する. |
3. | 4大組織の支持組織(特に血液お,筋組織,神経組織を理解する. |
4. | 脈管系の心臓と血管の構造を理解する. |
5. | 消化器系と呼吸器系の中空器官および肝臓,膵臓の構造を理解する. |
6. | 泌尿生殖器の構造を理解する. |
7. | 内分泌,感覚器の各構造を理解する. |
8. | 神経系の構造を理解する. |
計画
1. | 顕微鏡の使い方と細胞の概念 |
2. | 4大組織の上皮組織(特に皮膚)と支持組織(特に結合組織) |
3. | 4大組織の支持組織(特に血液)と筋組織,神経組織 |
4. | 脈管系の心臓と血管 |
5. | 消化器系の中空器官および肝臓,膵臓 |
6. | 呼吸器系の肺,神経系 |
7. | 泌尿生殖器 |
8. | 内分泌,感覚器 |
評価
【評価の視点】1,筆記試験 2,スケッチ 3,授業態度 【評価の方法】 筆記試験は実習終了時に行う. 毎回の実習中にスケッチのチェックおよび採点を行う, 筆記試験,スケッチ,授業態度を総合して評価を行う.
教科書
人体組織図譜 藤田恒夫訳 南江堂
連絡先
冨永(tatsuya@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
羽地(088-633-7321, tat-hane@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)