輸血検査学実習
Practice in Transfusion
目的
輸血検査の基本手技と診療上の重要性を,実習を通して体得させる.
概要
輸血検査のなかで基本となる測定原理,手技,結果の解釈,臨床的意義を講義し,実習させ,知識と手技を習得させる.
注意
輸血検査における誤判定などの誤りは,医療過誤の多くを占め,社会的問題にもなっているため,正しく理解してほしい.
目標
1. | 輸血検査のなかで基本となる測定原理,手技,結果の解釈,臨床的意義を習得する. |
計画
1. | 試薬調製,試料採取 |
2. | ABO式,Rh式血液型判定 |
3. | 抗A,抗B凝集素価の測定(IgM,IgG),唾液中のABH型物質の測定,Lewis式血液型の判定 |
4. | 交差適合試験(生理食塩水法,ブロメリン法,アルブミン法,間接クームス法) |
5. | 不規則性抗体の検査(抗体スクリーニング,抗体同定;生食法,ブロメリン法,アルブミン法,ポリエチレングリコール法,間接クームス法) |
6. | 血清中の糖転移酵素活性測定 |
7. | 実習試験 |
評価
実習試験の成績,レポートおよび実習態度を総合して評価する.
教科書
臨床検査技術学13「免疫検査学」:折笠道昭他著,医学書院
参考資料
プリント配布
臨床検査学講座「免疫検査学」:窪田哲朗他著,医歯薬出版
連絡先
細井(633-9062, hosoi@medsci.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日(15:00-1700)