高齢者歯科学実験実習
目的
歯周組織を回復させる薬剤に関する研究や抗菌ペプチドを用いた歯周病の予防開発研究を行い,高齢者の歯の早期喪失防止に寄与する基礎的研究を経験する.
概要
未曾有の高齢化社会の進行に伴って高齢者の健康確保とQuality of Life(QOL)の向上が緊急の課題となっていることから,歯周病,歯の喪失に伴う咀嚼,発音,審美障害,摂食,嚥下障害,唾液分泌不全,誤嚥性肺炎などの高齢者特有の疾患や障害の制圧に向け実験実習を行い,その成果を学術論文にまとめる方法を指導する.
計画
1. | 歯槽骨形成を促進する薬剤について |
2. | 歯槽骨吸収を抑制する薬剤について |
3. | セメント質新生作用を有する因子について |
4-6. | ラット実験的歯周炎における種々の薬剤の作用について |
7-8. | 低カルシウム食と歯槽骨代謝について |
9-10. | 歯周組織に抗菌ペプチドの発現と役割について |
11. | 上皮細胞における抗菌ペプチドの発現について |
12. | 抗菌ペプチド調節因子について |
13. | 抗菌ペプチド発現に関する細胞内シグナル伝達経路について |
14. | 抗菌ペプチドを強制発現させるための細胞培養条件について |
15. | 抗菌ペプチド歯肉シートの開発の可能性 |
評価
実験の実施,結果文責およびデータ検討会での発表を通じて総合的に判定する
再評価
なし
連絡先
永田(088-633-7343, nagata@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 平日の18:00∼19:00
備考
特記事項なし