アジア地域交流史
目的
日本・アジア・ヨーロッパ各地域の交流を通じ,各地域の歴史が世界史を形成してゆく過程を講義する.併せて学生がテーマを理解し,日本及び世界の未来について考え,国際人としての基礎知識と自覚を涵養する.
概要
日本が東アジアの交流から国家を形成し,東アジア史の一翼を担うところから出発し,大航海時代を経て,東洋と西洋が出会い,世界史が形成される過程を講義する.
キーワード
地域交流,世界史,国際関係
注意
アジア研究コースの学生は必ず受講する事.
目標
1. | 学生が将来歴史の教師となったときこのテーマを理解し,日本及び世界の未来について生徒に考えさせる実力の獲得を授業の到達目標とする. |
計画
1. | 西洋史と東洋史-高校の教科書の構成を振り返る |
2. | 册封体制と日本―日本国家の成立と東アジア史(葭森) |
3. | 邪馬台国と倭国(東) |
4. | 四-六世紀における東アジアの国際環境(東) |
5. | 飛鳥時代の国際環境(東) |
6. | 六朝隋唐国家と古代日本国家-律令制とは(葭森) |
7. | 大陸・半島から日本へ(衣川) |
8. | 東夷の小帝国-「日本」の自覚(衣川) |
9. | 中世日本と東アジアの交流(衣川) |
10. | モンゴル・ウルスの衝撃-世界史の序曲(葭森) |
11. | 大航海時代-世界史の幕開け(佐久間) |
12. | 東インド会社とプラントハンターの時代(佐久間) |
13. | イギリスのインド支配(佐久間) |
14. | お茶・陶磁器・絹・銀そしてアヘン-貿易から戦争の時代へ(葭森) |
15. | 前期試験 |
16. | 地域交流と歴史-授業の総括(葭森・東・衣川・佐久間) |
評価
授業への参加姿勢と期末試験で総合的に評価
再評価
再試験はしない
教科書
特にないが高校で使った日本史・世界史の教科書を持ってきて欲しい
参考資料
授業中に適宜紹介
連絡先
東(088-656-7155, azuma@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 各教官のそれに準じる.
葭森(アジア史研究室, 088-656-7156, yosimori@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 各教官のそれに準じる.
衣川(088-656-7153, kinugawa@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 各教官のそれに準じる.
佐久間(088-656-7152, sakuma@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)