2010年度 総合科学部 人間社会学科 欧米言語コース 言語表現サブコース 学部課程 — 2年(前期)

2010年度 総合科学部 人間社会学科 欧米言語コース 言語コミュニケーションサブコース 学部課程 — 2年(前期)

2010年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 文化情報サブコース 学部課程 — 2年(前期)

英米言語研究I (その1)

肩書不明・井上 永幸

2単位

目的

この講義では,日常生活の身近な例を使って,英語の意味と形について考えてゆく.「明かりをつける」という意味のturn on the lightとturn the light onはどう違うのか.the lightを代名詞にしてitにするとなぜturn it onのようにturnとonにはさまれるのか.John has many books.はなぜ不自然か.happen,occur,take placeはどこが違うか.常に「なぜ」考える姿勢で,複数の表現形式と意味の関係を考察してゆく.その際,適宜コンピュータを使ったコーパス言語学の手法を援用する.

概要

現代英語の文法·語法研究

キーワード

英語学,英語語法研究,コーパス言語学,辞書学

注意

(1) 常に自分から問題点を探求する態度で望んでもらいたい.学生諸君の新鮮でユニークな発想を期待している.(2) 後期の授業は前期の授業の内容を前提としているので,まず前期を受講し,その後で後期を受講することが望ましい.

目標

1.現代英語の文法·語法研究に必要な基礎知識を身につけること.

計画

1.講義概要説明
2.文体と使用域
3.慣用句とコロケーション
4.語順と話し手·書き手の意図(1)
5.語順と話し手·書き手の意図(2)
6.有標性
7.反意語と否定(1)
8.反意語と否定(2)
9.直示
10.指向性(1)
11.指向性(2)
12.時制と相
13.動詞の相(1)
14.動詞の相(2)
15.総括授業

評価

授業参加及び試験による.

再評価

行わない.

教科書

井上永幸·赤野一郎 編 (2007)『ウィズダム英和辞典』第2版.三省堂.

※適宜,プリントも配布.

参考資料

齊藤俊雄·中村純作·赤野一郎 編 (2005)『英語コーパス言語学 ─基礎と実践─ 【改訂新版】』研究社.

※最初の授業で,参考文献一覧表を配布.

連絡先

井上(連絡先未登録)
オフィスアワー: 毎週 水曜日 14:35-16:05 井上研究室(総合科学部1号館3階),e-mail:inoue@ias.tokushima-u.ac.jp