国際文化ゼミナール (その1)
教授・吉田 昌市
2単位
目的
ゼミナールという授業の性格から考えて,担当教師の専門や関心のありかを紹介して,それに興味のある学生諸君にこのゼミナールを受講してもらうのが本来でしょう. サブコースでいうと「哲学·思想」ということですが,なかでもわたしが専門としているのは古代ギリシアの哲学で,特にプラトンやプロティノスを読んでいます. それ以外に興味があり,少しは勉強もしたものといえば,新·旧約聖書,言葉をかえると,古代イスラエルの宗教思想やキリスト教思想ということになり,それとの比較という点から,仏教の思想にも関心をもっています. さらに関心のある哲学者の名前を挙げると,中世ではアウグスティヌス,アンセルムス,トマス·アクィナス,近世ヨーロッパではスピノザ,ライプニッツやフィヒテ,シェリングなどということになります. しかし,哲学というのは,本来,何でも屋というか欲張りなところがある学問で,思想的な問題であれば,何であれそれに取り組み,勉強を始めるという意欲は,わたしも持っているつもりです. そうした点からすれば,諸君に何か思想的な興味があれば,それを一緒に勉強することもできるわけで,上に挙げた分野や哲学者の名前にはこだわらずに,哲学や思想に関心のある諸君が広く受講してくれれば,わたしとしても嬉しく思います. なお,国際文化ゼミナール(総論)の[目的]の部分も読んでください.
概要
哲学·思想分野のゼミナール
キーワード
正攻法,ゆっくり急げ
注意
国際文化ゼミナール(総論)の[注意]の部分を参照のこと. 平成13年度以降に入学した学生が対象です.
目標
1. | 国際文化ゼミナール(総論)の[目標]の部分を参照のこと. |
計画
1. | ゼミナールの具体的テーマや授業の計画は,受講生諸君の実際の希望を聞いてから決定します. |
2. | 授業は15週行い,16週目は成績評価と評価の講評にあてる. |
評価
ゼミに対する取り組みの姿勢によって評価する.もちろん,口頭発表やレポートも評価の対象になります.
再評価
なし.
教科書
受講者と相談の上決定します.
連絡先
- オフィスアワー: 吉田昌市:水曜12時から13時
備考
2010年度前期