ドイツ語圏文化論 (その1)
教授・桂 修治
2単位
目的
ドイツの人々の生活や社会に関するいくつかのテーマをとりあげ,これらを媒介として,幅広い文化現象に関る各自の問題意識を培うこと.
概要
ドイツについて学ぶ手がかりとなるような,いくつかのトピックを取り上げ,日本の状況とも比較しながら,その歴史的·文化的背景を考えます.希望によっては,ドイツの人々との交流(電子メールなど)やドイツの状況の視察なども組み入れることも可能です.
キーワード
ドイツ語圏の文化を知る
注意
この授業では,ドイツ語の知識は前提としません(もちろん,片言でも出来れば申し分ありません).異なる文化に触れるとき,自分の生活圏でこれまで当たり前だと思って気にとめていなかったことが,大きな問題になってきたりすることがあります.受講者には,このような問題に積極的に取り組む姿勢を求めたいと思います.参考書だけでなく日本語や英語のウェブサイトも有効な調査手段です(授業で詳しく紹介します).
目標
1. | 現代ドイツの社会についての概要とその多様性を知り,さらに関心を展開して行く足がかりを得る.同時に,自国の文化についての新たな観点を獲得する. |
計画
1. | 導入·文献や資料の紹介 |
2. | 現代ドイツの社会の仕組みとその文化を知る(1) |
3. | 現代ドイツの社会の仕組みとその文化を知る(2) |
4. | 現代ドイツの社会の仕組みとその文化を知る(3) |
5. | 現代ドイツの社会の仕組みとその文化を知る(4) |
6. | ディスカッション及び参加者による研究発表(1) |
7. | 戦後から現代にいたるドイツの歴史的な歩みを見る(1) |
8. | 戦後から現代にいたるドイツの歴史的な歩みを見る(2) |
9. | 戦後から現代にいたるドイツの歴史的な歩みを見る(3) |
10. | 戦後から現代にいたるドイツの歴史的な歩みを見る(4) |
11. | ディスカッション及び参加者による研究発表(2) |
12. | ドイツの学校と教育制度を知る(1) |
13. | ドイツの学校と教育制度を知る(2) |
14. | ドイツの学校と教育制度を知る(3) |
15. | ディスカッション及び参加者による研究発表(3) |
16. | 前期授業のまとめ(レポート提出) |
評価
出席,授業での発表,レポートを総合して行ないます.
再評価
なし
教科書
プリントを配布します.教科書や参考書の指定はありませんが,手に入りやすい参考書として次のものを推薦します.その他,授業で紹介します.
大西健夫/U.リンス編:ドイツの政治(早稲田大学出版部)
大西健夫/U.リンス編:ドイツの経済(早稲田大学出版部)
大西健夫/U.リンス編:ドイツの社会(早稲田大学出版部)
天野正治他:ドイツの教育(東信堂)
在間進·河合節子:現代ドイツ情報ハンドブック(三修社)
連絡先
- オフィスアワー: 木曜3·4, 金曜5·6