MIDI概論
Basic Theory of MIDI
教授・宮澤 一人
2単位
目的
デスク·トップ·ミュージックではMIDIと呼ばれる国際規格によってデータが作られ,また演奏に使用される.この規格によることで,様々なデータは国際的な物として広く共有されることになる.またこの規格を学ぶことにより,効率の良いデータ編集が行えるようになる.この講義では,複雑で多彩なMIDIデータの構造を学び,実際の音楽制作の役に立てるようにすることを目的とする.
概要
MIDI(ミディ)信号の詳細について講義を行う.
キーワード
音楽とデジタル信号,16進法,コンピュータとシンセサイザー
先行科目
デスク·トップ·ミュージック
注意
この講義は,卒業研究でデスク·トップ·ミュージックの専攻を希望する学生にとっては必要不可欠である.デスク·トップ·ミュージックに関する基礎知識を持っていること.
目標
1. | MIDIについて充分理解し,実際の音楽制作の現場でこの講義での知識を行かすことができる. |
計画
1. | MIDI規格と16進法,2種類のバイト |
2. | 演奏に関するメッセージ |
3. | 演奏データの入力 |
4. | 音色の選択方法(プログラムチェンジとバンクセレクト) |
5. | 音色選択データの入力 |
6. | ピッチベンドとアフタータッチ |
7. | ピッチベンドデータの入力 |
8. | コントロールチェンジ(連続タイプ) |
9. | コントロールチェンジ(on-offタイプ,RPN, NRPN) |
10. | コントロールチェンジ(様々なパラメータを操作するための信号) |
11. | コントロールチェンジの入力(その1) |
12. | コントロールチェンジの入力(その2) |
13. | システムメッセージ |
14. | システムメッセージの入力 |
15. | 総括授業 |
16. | 期末試験 |
評価
テスト(80%)および出席状況(20%)
再評価
行わない
教科書
使用しない.講義の時に資料を配布することがある.
参考資料
「MIDI検定3級」のテキスト等,様々な関連書籍が出版されている
連絡先
宮澤(マルチメディアA棟 204, 088-656-7163, miyazawa@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 木曜日昼休み(研究室に在室している時は,特別な場合を除いて対応可能)
備考
後期,金曜日7∼8講時