アジアの近代
教授・有馬 卓也, 教授・田島 俊郎, 教授・桂 修治, 教授・依岡 隆児, 講師・ヘルベルト ウォルフガング
2単位
目的
世界の様々な文化に対して好奇心を抱き,学際的・総合的な比較文化研究の考え方を理解すること.
概要
従来の専門分野にとらわれず,比較という手法を用いながら,学際的・総合的な文化研究を目指していく比較文化的考え方を理解することを目的とする.日本を含む世界の様々な文化の在り方や影響関係について,担当の教員がそ今回は「未知の世界に触れる」「違いを楽しむ」「つながりを見つける」の3セクションに分けて,それぞれのセクションに各人1回程度講義を提供する.その際,それぞれにテーマを提示したうえで,担当教員のそれぞれの専門の持ち味を出して,具体的な事例をもとに論じていく.概要の趣旨に沿って,「比較という方法」「学際性」「総合性」をキーにしてセクションを設け,その枠の中で個別のテーマで論じていくことになる..「自文化と異文化」「文学(レトリック,物語・民間伝承など)」「宗教」「思想」「異文化教育」「映像表現」「文化交流」などからテーマは選ばられることになろうが,その際にも,具体的な話題から普遍的な文化の問題を掘り下げる.
キーワード
比較文化,異文化理解,学際性,文化交流,文化変容
目標
1. | 国際的感覚を涵養し,総合的な文化研究を身につけること. |
計画
1. | 導入「比較文化」とはなにか? |
2. | セクション1「未知の世界に触れる」(1回目から5回目まで):「文化」とは何かを考えながら,様々な世界の見方を提示する.好奇心の大切さ,比較という方法について述べる.個別のテーマとしては「外国人・マイノリティ・異人」「犯罪」「自文化/他文化」「日本の中の異文化」など |
3. | セクション2「違いを楽しむ」(6回目から10回目まで)多面的にものを見ることの大切さと学際的な研究について提示する.個別のテーマとしては,「風景・景観の比較」「物語・説話の変容・異同」「レトリック」「ホロコーストの映像表現比較」「世界の中の禅」など |
4. | セクション3「つながりを見つける」(11回目から15回目まで)文化の中の違いを認めながらも,そこに思いがけないつながりを見つけ,総合的に世界を見ること提示する.個別のテーマとしては,「交流」「異文化教育」「文化の影響」「シナジー」「情調における文化の交感」など |
評価
期末レポートと平常点.期末レポートは5人の教員が提示した課題図書の中からどれか一冊を選び,それを元に授業の内容を踏まえながら論じるもの.平常点は出席,あるいは授業メモの提出によって行う.
再評価
有
教科書
必要に応じてプリントなどを配付する.
参考資料
各教員から授業の中で課題図書が示される
連絡先
- オフィスアワー: 随時可
- オフィスアワー: 木曜日 12時から13時
- オフィスアワー: 水曜3·4時間,金曜5·6
- オフィスアワー: 火曜日12時から13時