アメリカ文化論(その2)
教授・上野 加代子
2単位
目的
アメリカの家族および社会について社会学的な分析視点を持ってもらうことを授業のテーマとする.
概要
アメリカになぜ離婚が多いのか,シングル•マザーになる女性が多いのか,家族が政治論争の争点になるか,貧富の格差が途方もなく大きいのか,人種的偏見がかくも強くはびこるのか,等々のさまざまな不思議を,アメリカ社会の特質から考えてもらう.授業ではアメリカのドラマや映画を補助教材に用いる.通文化的(国際比較的)視点をみにつけることで,いまの,そしてこれからの自文化の家族や社会を考えるツールを獲得してもらいたい.
キーワード
ケアクライシス,移動の女性化
注意
比較社会論を受講するひとは,アメリカ文化論(2)を受講できません.アメリカ文化論(2)は,比較社会論の読み替え科目になっています.
目標
1. | アメリカの社会や華族について理解を深めることができる. |
計画
1. | 講義のオリエンテーション |
2. | アメリカ大統領選挙と家族ー政治的争点としての同性婚と中絶 |
3. | キリスト教原理主義と家族(1) |
4. | キリスト教原理主義と家族(2) |
5. | アメリカの文化神話と家族 |
6. | 専業主婦の憂鬱 |
7. | 黒人とは誰か? |
8. | 公民権運動(1) |
9. | 公民権運動(2) |
10. | 人種概念を考える |
11. | アファーマティブアクション |
12. | 多文化主義(1) |
13. | 多文化主義(2) |
14. | アンダークラス問題 |
15. | シングルマザーと貧困の女性化 |
16. | グルーバル経済とアメリカ家族 |
17. | 格差社会とゲイティッド・コミュニティ |
18. | まとめ |
19. | 総括授業 |
評価
レポートによる評価を中心に,授業への参加度を含めて総合的に評価する.
再評価
無
教科書
無
参考資料
毎回のレジメに記載
連絡先
上野(088-656-7682, ueno@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 毎週 水曜日 11時40分∼12時40分