2010年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース 日本文化研究サブコース 学部課程 — 2年(前期)

2010年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 文化情報サブコース 学部課程 — 2年(前期)

2010年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 哲学·思想サブコース 学部課程 — 2年(前期)

2010年度 総合科学部 人間社会学科 国際文化コース 歴史·社会サブコース 学部課程 — 2年(前期)

アメリカ歴史·社会論

教授・西出 敬一

2単位

目的

アメリカ·インデイアンの歴史と現実を,先住民の権利という視点から分析する.

概要

現在アメリカのインデイアン問題の実情を具体的に分析し,その歴史にさかのぼって由来を考える.

キーワード

アメリカ,先住民,インディアン

注意

聞きっぱなしにならないように,毎回小レポートを書いてもらいます. その際,自分の考えをはっきりと書いて下さい.

目標

1.アメリカに先住民がいて,独自の歴史を持っていたことを知り,
2.今日のアメリカと先住民の関係についての認識を深めること.

計画

1.インデイアン問題について
2.保留地の苦悩ー絶望と貧困ー
3.権利の回復ー先住民族条約権の履行ー
4.インディアン・カジノー伝統とギャンブルの相克ー
5.インディアンの原文化ー自然と文化の融合ー
6.白人との遭遇ーポカホンタス伝説の解剖ー
7.清掃政策への転換ー先住民排斥の論理ー
8.独立革命とインディアンー「外国」としてのインディアンー
9.フロンティア理論とインディアンーアメリカ自由原理の暴走ー
10.チェロキー共和国と強制移住ー文明化したインディアンの悲劇ー
11.西部開拓とインディアン戦争ー侵略の西部史ー
12.同化政策とインディアン学校ー部族の解体と文化の破壊ー
13.ニューディール政策とインディアンー多文化主義の実験ー
14.終結政策ーインディアン保護責任の放棄ー
15.レッドパワーー闘うインディアンの復活ー

評価

毎回の小レポートの成績と講義への受講姿勢を評価する.

再評価

行わない

教科書

ありません.

参考資料

富田虎男『アメリカ·インディアンの歴史』(雄山閣)

連絡先

nishide@ias.tokushima-u.ac.jp
オフィスアワー: 月·水·木 午後 1:00∼2:30
教授