2010年度 総合科学部 学部課程 学芸員に関する科目 — 2年(後期)

2010年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース アジア研究サブコース 学部課程 — 2年(後期)

2010年度 総合科学部 人間社会学科 アジア研究コース 日本文化研究サブコース 学部課程 — 2年(後期)

博物館特論

文化資源研究センター 非常勤講師・野林 厚志

2単位

目的

博物館が学術研究に資する役割と社会的な存在意義について考える.

概要

台湾を具体的な対象とし,主として人文社会系の学術研究,現地社会の歴史と文化,台湾の博物館ならびに日本の博物館との関係について講術する.

キーワード

博物館,台湾,原住民族,植民地主義,文化資源

注意

徳島が生んだ偉大な人類学者である鳥居龍蔵が台湾における人類学的なフィールドワークを行ってから1世紀以上が経過しました.鳥居も含めた多くの研究者が台湾の風土,人間,歴史に魅了され,調査や研究を続けてきました.そうした研究の営為が博物館の中につまっています.それをすこしづつひもといていきましょう.

目標

1.博物館が学術研究に資する役割と社会的な存在意義を理解する.

計画

1.博物館の萌芽と発展の歴史(Ⅰ)
2.博物館の萌芽と発展の歴史(Ⅱ)
3.人類学とその周辺分野
4.台湾の風土と歴史(Ⅰ)
5.台湾の風土と歴史(Ⅱ)
6.台湾の民族(Ⅰ)
7.台湾の民族(Ⅱ)
8.台湾における人類学研究と博物館(Ⅰ)
9.台湾における人類学研究と博物館(Ⅱ)
10.台湾における人類学研究と博物館(Ⅲ)
11.台湾における人類学研究と博物館(Ⅳ)
12.博物館の公共性
13.文化資源と博物館(Ⅰ)
14.文化資源と博物館(Ⅱ)
15.まとめ
16.試験

評価

試験

再評価

おこなわない.

教科書

なし.資料を配布する.

参考資料

順益台湾原住民研究会編『台湾原住民研究への招待』風響社

窪田幸子,野林厚志編『先住民とはだれか』世界思想社

連絡先

野林(連絡先未登録)
東(088-656-7155, azuma@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)

備考

博物館特論の次回開講は24年度,博物館資料論は23年度に開講予定.