実用英語演習·総論
目的
この演習は,欧米言語コースと国際文化コースが共同で開講する両コースのコース共通科目である.中学,高校,更には全学共通教育で培ってきた英語の能力を,より実用的なコミュニケーションの道具として使えるレベルに高めることを目標とする.したがって,演習での力点は文法事項などを教えることよりも,基本的な語彙を習得し,日本語を介さずに英語を英語のままで理解するためのトレーニングを与えることに置かれる.そのため,テキスト教材のみならず,小説の朗読,ニュース,ドキュメンタリー,映画やドラマなどの音声視覚教材を駆使し,現代の生きた英語によるコミュニケーション能力の向上をはかる.それはまた,TOEIC,TOEFL,英検などの資格試験に対応するトレーニングにもなる.受講者は与えられた課題をこなすだけではなく,演習で提示されるトレーニングを自ら実践することが要請される.言うまでもなく,実用英語のレベル向上は,日々の自発的トレーニング抜きには期待できない.この演習を刺激として,英語によるコミュニケーション能力という一生の財産となりうる確かな技能を身につけて欲しい.
概要
演習 I:今年度から,新カリキュラムの同種の授業と合併して,前後期とも,週に3クラス(A,B,C)を開講する.前期は,初回の授業を3クラス合同で行い,その場で,希望を聞きながら受講クラスを決定する.後期は,学生番号に基づいてクラス分けを行う.音声視覚教材を用いて,ディクテーションおよびスピーキングの基礎トレーニングを行う. 演習 II:3年生向けに週1回開講する.コンピュータやLL機器などを利用して,TOEIC,TOEFL,英検などの資格試験も念頭において,様々な演習を行なう. 演習 III:3年生向けの授業.演習 I での基礎訓練で培った聞く力,話す力を実践によって磨く場である.ネイティヴ教師の指導の下,テーマディスカッションなどを中心に演習を行なう.受講者全体を4分し,1クラス10名強の少人数4クラスを別々の時間に開講する.どのクラスを受講するかは,希望調査をもとに調整のうえ決定する.
注意
個々の担当者のシラバスを参照すること.
目標
1. | 演習 I:実用的なコミュニケーション能力の基礎として,1)英語を英語のまま理解する能力を養成する.2)多様な英語を聞き取る能力を養成する.3)徹底的なドリルを通じて英語を滑らかに口から出せるように訓練する. |
2. | 演習 II:演習 I を踏まえ,より実用的な英語の運用能力を獲得する. |
3. | 演習 III:ネイティヴ教員による指導を通して,総合的な英語のコミュニケーション能力を養成する. |
計画
1. | 個々の担当者のシラバスを参照すること. |
評価
演習 I,演習 II:平常点や期末試験の成績が評価に占める割合も含めて,各教員のシラバスを参照すること.演習 III:演習 IIIのシラバスを参照すること.
再評価
行なう.
教科書
個々の担当者のシラバスを参照すること.