2010年度 総合科学部 人間社会学科 法律経済コース 学部課程 — 3年(後期)

産業経済論II

教授・内藤 徹

2単位

目的

産業経済論Ⅰで習得したミクロ経済学の知識を現実の事象にどのように適用することが可能であるかを理解する.

概要

本講義では都市や空間を分析するツールとしてミクロ経済学をはじめとする経済理論を応用し分析する.古典的な単一中心都市モデルから新しい空間経済学モデルなどを解説する.

キーワード

ミクロ経済学,空間経済学,都市経済学,地方財政,交通

注意

本講義は経済原論I·II(ミクロ経済学)と内容的に深い関連をもっており, 経済原論I ·II を既に履修しているか同時に履修することが望ましい. また授業理解のために必要と思われる,トピックスについては,経済原論I·IIの内容を一部復習することもある.

目標

1.ミクロ経済学を応用して現実経済を分析できる力を習得することを目標とする.

計画

1.イントロダクション
2.都市と都市化の概念
3.日本の地域構造
4.都市集積の理論
5.集積の経済
6.家計の立地行動(1)
7.家計の立地行動(2)
8.均衡地代の決定理論
9.企業・産業の立地
10.商業地の立地理論
11.公共サービスと都市・地域政策
12.住宅市場と住宅政策
13.地域交易と空間経済学
14.都市・農村間の移住モデル
15.おさらい
16.予備日

評価

期末テスト

再評価

なし

教科書

黒田達朗・田渕隆俊・中村良平(著)『都市と地域の経済学』有斐閣ブックス

参考資料

講義で使用するレジュメ,スライドを提供する

連絡先

後日,指示します

備考

当講義はミクロ経済学の知識を前提として進めていく予定である.したがって,産業経済論Ⅰの内容を十分に理解しておくことが必要となります.