金融論I
准教授・趙 彤
2単位
目的
長い人生において,貯蓄したり,住宅のためのローンを借りたりすることがあるし,さらには,保険,株式,信託などの金融商品と向き合うこともあるだろう.この授業では,皆さんがこれから社会人として必要となる金融知識を教えることを目的している.マクロ経済学から出発し,経済全体のメカニズムを学習した上,金融論に進み,金融論に関わりの深い部分を重点的に講義する.さらに,財政政策と金融政策についても時間を割り当てて解説する予定である.
概要
金融論を学ぶためのマクロ経済学基礎
注意
数学に関しては,微分についての高校教科書レベルの知識があれば十分であるし,授業中も必要に応じて説明する.原則として毎回の授業の最後15分ぐらいを小レポートの時間に当てる.
目標
1. | マクロ経済学及び金融の基礎理論を理解し,現実の経済問題の経済理論に基づく分析能力を獲得する. |
計画
1. | (1) 講義のガイダンス(1回) |
2. | (2) マクロ経済学の諸概念(2回) |
3. | (3) 国民所得の決定メカニズム(2回) |
4. | (4) 貨幣の需要と供給(2回) |
5. | (5) IS-LM分析(3回) |
6. | (6) 金融·財政政策の効果(2回) |
7. | (7) 新古典派とケインズ派の経済体系の比較(1回) |
評価
出席と期末試験
再評価
原則的に行わないが,病気等の止むを得ない事情の場合のみ実施する.
教科書
マンキュー 「マクロ経済学 I 入門篇」 東洋経済新報社
マンキュー 「マクロ経済学 II 応用篇」 東洋経済新報社
連絡先
趙(088-656-7176, zhaotong@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 水曜日 13:00-14:30 088-656-7176,zhaotong@ias.tokushima-u.ac.jp(@を半角して下さい)
備考
総合科学部1号館3階中棟, オフィスアワー以外の時間でも事前にメールで連絡をしてもらえれば対応できる