2010年度 総合科学部 学部課程 教職に関する科目 — 4年(通年)

養護実習·事前事後指導

肩書不明・中安 紀美子

1単位

目的

これまでの教科専門科目と教職専門科目を履修し,そのなかで修得してきた教育に関する見識や知見を,教育実践に結びついた養護実習において自ら体験し検証するための教職専門科目とします. ことに養護教諭の養成については,時代の変化に伴う社会的要求に基づいての重要な教員養成であることを自ら認識しつつ,実習の事前には養護実習の意義,養護実習に臨む基本的な心得や技能を,また実習の事後には実習時の問題点や疑問点などの反省と総括を加えて,養護教諭としての実践能力を高めるための視点やその方策を考察し展開する科目とします.

注意

出席を重視します.課題意識をもって授業づくりに参加してください.

目標

1.養護教諭としての基礎基本的な実践能力を養い,新たな時代に向けた教員としての使命感と教育的愛情に裏打ちされた実践的指導力や豊かな感性などをもち,養護に関する専門的豊かな知識をもつ教員の養成を目標とします.

計画

1.(事前指導)21世紀を展望したわが国の教育の在り方や新たな時代に向けた学校教育の実現を担う教員としての資質と能力の養成など
2.(事前指導)養護実習の意義,養護実習生の心得,養護実習構想の立て方など
3.(事前指導)養護実習をとおして養護教諭の職務内容の捉え方,保健指導の技能やその進め方,児童·生徒に対する個別指導やその対応の仕方,教育実習記録の書き方など
4.(事後指導)一人一人が養護実習で学んだ教育体験を実習生相互の共有財産とし,養護実習において体験した学校教育の課題についての考察と展望,養護実習の反省と総括など
5.(事後指導)養護実習において観察し体験した児童·生徒の実態や保健室来室状況,養護教諭の職務内容とその進め方,学校運営のなかにおける養護教諭の役割についての分析など
6.(事後指導)養護実習の教育体験をとおして,教育改革の視点にあって21世紀を展望したわが国の教育,学校教育についての考察と展望など

評価

テスト,課題·リポートの提出,養護実習実践化の成果,出席状況等により総合的に評価します.

教科書

必要に応じて毎授業時にレジュメ·資料等を配布します.適宜,参考図書資料を紹介します.

連絡先

中安(連絡先未登録)
佐竹(3119, 088-656-7212, satake@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 火曜日:16時30分∼17時30分