環境影響評価特論
目的
人間活動によるヒトおよび環境・生態系への影響を調査・予測・評価する環境影響評価や環境アセスメントの最新の手法について,環境毒性学や環境科学,環境工学的観点から理解を深める.
概要
小山保夫(15回のうち8回を担当)環境アセスメントにおけるヒトおよび生態系への化学物質の影響評価(生物に対する影響評価)を細胞レベルから個体レベルまで解説する. 上月康則(15回のうち7回を担当)わが国や先進諸国で幅広く実施される環境アセスメントに関する法整備,手続き,課題について,生態系の保全を目標とする環境科学・環境工学的観点から講義する.
キーワード
化学物質影響評価,環境アセスメント,環境再生技術
注意
なし.
目標
1. | 環境影響評価(アセスメント)を理解する. |
計画
1. | 化学物質の毒性とは何か(小山) |
2. | 化学物質の体内侵入の経路(小山) |
3. | 化学物質の体内での動態<代謝,排泄,蓄積>(小山) |
4. | 化学物質が及ぼす生体への影響(小山) |
5. | 化学物質と生体成分あるいは細胞成分との相互作用(小山) |
6. | 化学物質の次世代に対する影響(小山) |
7. | 化学物質の影響評価の問題点(小山) |
8. | なぜ環境アセスメントが必要なのか?(上月) |
9. | 国内外における環境アセスメントの動向(上月) |
10. | 環境アセスメント法における手続き(上月) |
11. | 環境影響評価のための生態系調査(上月) |
12. | ミチゲーションの考え方と実例(上月) |
13. | 環境アセスメントから自然再生へ(上月) |
14. | 環境再生技術とその展望(上月) |
15. | 総括(小山) |
16. | 試験 |
評価
課題・レポート・試験等を総合的に判断する.
再評価
なし.
教科書
なし.
参考資料
毒性学,環境アセスメントの最新知識,環境工学∼これからの都市環境とその創造のために等,適宜指示する.
連絡先
小山(総合科学部3号館3N06, oyama@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: まず,メールで用件を送ってください.内容により,いろいろな対応をします.
上月(エコ505, 088-656-7335, kozuki@eco.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 火曜日,14:35から16:05,18:00から19:30