近現代社会特論
教授・石田 三千雄
2単位
目的
主に近現代社会の土台をなす科学技術の思想およびそれに関連する環境思想を考察する.
概要
まず近代社会に科学技術がどのような影響を与えたか,そして現代のグローバル化が現代社会をどのように変容させているかを考える.その後で,現代社会を環境思想の面から考察する.環境思想としては,エコロジー思想やヨナス,マイアー・アービッヒ,L.ジープの思想を取り上げる.
キーワード
近代社会,グローバル化,環境,倫理
目標
1. | 現代社会の土台をなす科学技術の思想およびそれに関連する環境思想を考察することによって環境思想に立脚して現代社会を把握する視点を身につける. |
計画
1. | 授業全体の説明 |
2. | 近代社会の特徴 |
3. | 近代社会と科学技術 |
4. | グローバル化と現代社会の経済的変容 |
5. | グローバル化と現代社会の文化的変容 |
6. | 現代社会と環境思想 |
7. | ディープ・エコロジーの思想 |
8. | ソーシャル・エコロジーの思想 |
9. | ハンス・ヨナスの思想 |
10. | マイヤー・アービッヒの自然哲学 |
11. | L.ジープのコスモス倫理学 |
12. | L.ジープの具体倫理学の課題 |
13. | エコロジー的自然美学の思想 |
14. | 現代社会とエコロジー的自然美学の課題 |
15. | 授業全体のまとめ |
評価
授業で取り扱った事柄をどのように理解したかを見るために,レポートを課し,それと授業での取り組みの姿勢や発言を考慮して単位を認定する.
再評価
しない
教科書
なし
参考資料
L.ジープ/K.バイエルツ/M.クヴァンテ,L.ジープ/山内・松井編監訳『ドイツ応用倫理学の現在』ナカニシヤ出版,2002年.広島大学応用倫理学プロジェクト研究センター訳『ジープ応用倫理学』丸善,2007年
連絡先
石田(2328, 088-656-7147, mishida@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
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