情報システム特論
准教授・中山 慎一
2単位
目的
現代の情報化社会において,情報システムは非常に複雑になっている.その複雑な情報システムの構築や構造分析するために必要となるモデル化手法,解析手法,および性能評価手法について教授する.
概要
まず最初に,システムを設計するのに必要な数理的手法や情報処理技術を使った現象解析を解説する.特に,組合せ論における各種話題(異なる代表系,彩色,交差族,鎖と非鎖など)に関する結果,および組合せ論的手法の情報システムへの応用を詳しく解説する.その後,システムを効率的に利用するためのアルゴリズム論,および,システムの効率を評価するための解析法について詳しく解説する.
キーワード
組み合わせ論,グラフ理論,ネットワーク理論
注意
学部レベルの離散数学,および,計算量理論の知識は身につけていること
目標
1. | 情報システムの構築法,解析法を習得する |
計画
1. | 集合と論理(1) |
2. | 集合と論理(2) |
3. | 組み合わせ論(1) |
4. | 〃 |
5. | グラフ理論(1) |
6. | グラフ理論(2) |
7. | ネットワーク理論(1) 最短経路問題 |
8. | ネットワーク理論(2) 最大流問題 |
9. | ネットワーク理論(3) 最小費用流問題 |
10. | 組み合わせ最適化(1) 分枝限定法 |
11. | 組み合わせ最適化(2) 多面体的アプローチ |
12. | 組み合わせ最適化(3) Lagrange緩和 |
13. | 組み合わせ最適化(4) 動的計画法 |
14. | 組み合わせ最適化(5) 主・双対法 |
15. | 実験的解析法 |
16. | 期末試験 |
教科書
授業時に指定する
連絡先
中山(1204, 088-656-7223, shin@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)