地域科学特別演習Ⅰ
准教授・矢部 拓也
8単位
目的
修士論文の指導にあたっては,受講者が,実際の地域社会の現場から構想する力をつけてもらいたいと考えている.現在の地域社会研究で求められているのは,現在起きている地域社会の問題に敏感であり,その問題を明確化し,地域社会の分析を行うことで,地域課題解決の方法を明らかにすることである.そのため,受講者が自ら研究課題と調査対象地を選定し,実際の地域社会の調査研究を実施できるようになることを目指す.
概要
受講者が調査研究を遂行できるように調査対象地や課題の選定,調査方法,分析方法など具体的な方法を示しながら指導を行ってゆく
計画
1. | まずは,学生の問題関心にそった文献検索から始める.必要な文献リストの作成を行い,読書計画を立てる.平行して,研究テーマに沿った調査対象地の探索を行う.テーマに沿った対象地域を複数選定し,基礎的な文献調査を行い,調査候補地を2カ所に絞る.2カ所に現地調査を行い,最終的な調査対象地を1カ所に絞る. |
評価
社会調査方法論の理解,実査内容,調査報告などをふまえて総合的に評価する
教科書
エマーソン『方法としてのフィールドノート』新曜社,1998
佐藤郁哉『フィールドワークの技法』新曜社,2002
関満博『現場主義の知的生産法』筑摩書房,2002
連絡先
矢部(1228, 088-656-9311, yabe@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 木曜日12:00∼12:45(時間帯は随時メールにてご相談下さい)