臨床心理学特論A
目的
臨床心理学の専門性と倫理観を兼ね備えた,高度専門職業人の基礎を形成する.
概要
臨床心理学の原理や方法論について基礎から学ぶと同時に,様々な心理臨床の現場における実践を理解し,臨床心理士の専門性および倫理について学ぶ .
キーワード
心理臨床家の基礎,心理臨床家の専門性,心理臨床家の倫理
注意
山本と原で7∼8回ずつ担当する.自ら学ぶという姿勢を期待する.
目標
1. | 臨床心理学の基礎理論について理解する. |
2. | 臨床心理査定の概略,数種の査定方法について具体的に説明できる. |
3. | 臨床心理学的援助技法の概略,数種の援助技法について具体的に説明できる. |
4. | 臨床心理学的地域援助技法の概略について説明できる. |
5. | 様々な心理臨床の現場とその実践の独自性について説明できる. |
6. | 臨床心理士の専門性と倫理について,理解を深める. |
計画
1. | ガイダンス |
2. | 臨床心理学の歴史-医学との関連- |
3. | 心理臨床の見立て(1) |
4. | 心理臨床の見立て(2) |
5. | 面接による見立て(1) |
6. | 面接による見立て(2) |
7. | 臨床心理学研究法(1) |
8. | 臨床心理学研究法(2) |
9. | 心理臨床における理論と実践 |
10. | 心理臨床の現場(医療,教育,福祉,司法,災害,産業など) |
11. | 臨床心理学的援助技法I(心理臨床における医療モデル,教育モデル,発達モデル,自然モデル等) |
12. | 臨床心理学的援助技法II(ことばを中心とした個人面接の心理療法,クライエント中心療法ほか) |
13. | 臨床心理学的援助技法III(ことば以外の媒体も用いる心理療法,遊戯療法,箱庭療法) |
14. | 床心理学的援助技法IV(芸術表現療法,描画,サイコドラマ,音楽) |
15. | 臨床心理学的援助技法V(その他の心理療法) |
16. | 臨床心理学的地域援助技法・臨床心理士の専門性と倫理 |
評価
受講姿勢,提出レポート等を総合的に勘案して評価する.
再評価
行わない.
教科書
下山晴彦編 やわらかアカデミズム・<わかる>シリーズ よくわかる臨床心理学 ミネルヴァ書房 2,800円
参考資料
適宜参考書を紹介し,プリントを配付する.
連絡先
山本(3s06, 088-656-7192, yamamoto@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
原(hara@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)