自然と技術 / (歯)歯学概論
Science and Technology / Outline of Dental Science
平成19年度以前の授業科目:『自然と技術』
平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『自然と技術 / (歯)歯学概論』
2単位
木(1.2) 全授業の目的
この歯学概論では,現在歯科医学で関心が持たれている研究と技術開発に焦点をしぼって講義を行い,歯科医学を学ぶ学生としての自覚と意識を高めることを目的とする.
授業の概要
歯科医学では,歯·顎·口腔·顔面·唾液腺の構造と機能,ならびにこれらの領域に発生する疾患の病因,病態,治療,予防に関する研究が行われている.上記の身体領域は,全身各部位と分かれて存在するのではなく,機能発現において緊密に関連している.また,口腔に発現する病気も全身系統疾患と関連していることがある.故に,歯科医学では,医学·生物学の基本的な知見に基づいて構築されていることは言うまでもない.この歯学概論では以下に述べる内容につき講義する.
受講者へのメッセージ
口腔の構造と機能及びその異常について,興味を持つよう努力すること.
到達目標
1. | 歯,唾液腺を含む顎,口腔領域の構造と機能ならびにこれらの領域に発生する疾患の病因,病態,治療および予防に関する基本的な概略を説明できる. |
授業の計画
1. | 歯科医学の概要 |
2. | 口腔とその周辺の構造 |
3. | 〃 |
4. | 歯の種類とその組織学的構造についての概説 |
5. | 〃 |
6. | 唾液腺の構造と機能並びに分泌とその調節 |
7. | 〃 |
8. | 顎顔面領域の形態形成における遺伝子の働き |
9. | 〃 |
10. | ヒトの死に至る病気,口腔の難病,老化と性差について概説 |
11. | 〃 |
12. | 感染症をひきおこす病原微生物およびヒトの防御機構について |
13. | 〃 |
14. | 全身疾患と口腔内疾患の関連 |
15. | バイオマテリアル概説,その成形法と生体内での挙動 |
成績評価の方法
記述形式によるテストを実施する.
再試験の有無
有
教科書
教科書:使用しない.
参考書:随時プリントを配布する.授業に参考となる著書,論文は,授業中に随時知らせる.
WEBページ
連絡先
吉本(088-633-9123, yoshimot@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
備考
試験は試験期間に行う.