2010年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(前期)

生活と社会 / ゼミナール「社会科学の夢」

Living and Society / Seminar: Dream of Social Sciences

平成19年度以前の授業科目:『生活と社会』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『生活と社会 / ゼミナール「社会科学の夢」』

教授・水島 多喜男

2単位

 木(3.4) 全

授業のタイプ

セミナー

授業の目的

社会科学を学ぶ意義を,経済学を手がかりに考える.

授業の概要

ゼミ形式で,「社会科学」に人々が寄せる夢,「社会科学」が見る快夢と虚夢,を見てゆきたい. また,研究活動とはどのようなものかについて,新聞,雑誌,ビデオを手がかりに考える .

キーワード

社会科学,科学方法論,経済,資本主義

受講者へのメッセージ

ゼミ形式で授業を進めるので,発表者・質問者の担当になった場合は,その時間を欠席しないようにしてください.

到達目標

1.科学的であるとは何を意味するのか,について,これまでの様々な考え方を知る.
2.研究にとり必要なものは何かを考える.

授業の計画

1.「科学」知識は確実なものか,を考える.
2.「科学」と「学問」の違いについて考える.
3.1章「大きな経済格差」の輪読
4.2章「経済格差を説明する理論的枠組み」の輪読
5.3章「計画経済と市場経済」の輪読
6.4章「市場経済の自由度」の輪読
7.5章「法と秩序」の輪読
8.6章「個人の選好を決定する文化」の輪読
9.7章「歴史的遺産」の輪読
10.8章「歴史的遺産の変化」の輪読
11.9章「縮小しない経済格差」の輪読
12.(予備)進捗度に遅れが出た場合に使用
13.研究にとり必要なものは何か,を,DVD映像を見て考える.
14. 〃
15.期末試験
16.総括授業

成績評価の方法

授業への取り組み状況などをもとに総合的に評価する.

再試験の有無

なし

教科書

吉原久仁夫『なにが経済格差を生むのか』(NTT出版,1999年).

参考書

参考書等は,適宜紹介する.

連絡先

水島(2203, 088-656-7188, mizushim@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 授業の後.研究室は総合科学部1号館中棟2階