生活と社会 / 産業と交通
Living and Society / Industry and Transportation
平成19年度以前の授業科目:『生活と社会』
平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『生活と社会 / 産業と交通』
准教授・田中 耕市
2単位
月(3.4) 全授業の目的
1つの都市は,住宅地や商業地区など様々な地域で成り立っており,1つの国はそのような都市の集合体で形成されているといえる.交通ネットワークは異なる都市間や地域間を結ぶ重要な役割を果たしており,地域産業の発展に大きく寄与してきた.本講義では,交通ネットワークの形成·展開過程から,交通が地域に与える影響や問題点までを,空間的視点から考察する.
授業の概要
距離とは何を意味するか?移動はなぜ発生するか?という根本的な問題から,交通流動分析を用いた空間構造の解明まで,交通と地域にまつわるトピックを解説する.担当者から一方的に話すのではなく,受講者にも多くの発言を求める授業である.
キーワード
地理学,産業,地域問題
受講者へのメッセージ
授業では毎回,小レポートを実施する.そのほかに,2回のテストを実施する予定.大レポートの提出・テストの受験が義務.授業中,受講生には積極的な発言を求めます.
到達目標
1. | 様々な事象を地図化することによって,地域の諸問題を発見して,それに対する自分の意見を述べられるようになる. |
授業の計画
1. | イントロダクション |
2. | 距離と空間 |
3. | 移動手段の誕生と発達 |
4. | 高速道路網の拡大と問題点 |
5. | 諸外国の高速道路 |
6. | 新幹線が日本に果たす役割 |
7. | 欧州の高速鉄道 |
8. | 第1回テスト |
9. | 交通アクセシビリティの測定法 |
10. | 交通ネットワークの分析モデル |
11. | 都市内交通の問題点 |
12. | 地方における公共交通問題 |
13. | 日本の空港·航空問題 |
14. | チェーン店の物流システム |
15. | 第2回テスト |
16. | テスト解説 |
成績評価の方法
授業での発言を重視する.他に,授業への取組,小レポート,レポート,期末試験で評価する.
再試験の有無
なし
教科書
高等地図帳(高校で利用した地図帳でよい)
連絡先
田中(連絡先未登録)
- オフィスアワー: 木曜日12:00-13:00