生活と社会 / 経済と法
Living and Society / Economics and Law
平成19年度以前の授業科目:『生活と社会』
平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『生活と社会 / 経済と法』
教授・泉 克幸
2単位
木(3.4) 全授業の目的
法律学のうち,経済との関わりが深い領域についての入門レベルの理解を直接の目的とする.また,併せて,法律の基本的な考え方や経済社会の実情に対する知識を身に付けることも目的とする.そして,これらを通じてバランス感覚(リーガルマインド)を養うことを最終的な目的とする.
授業の概要
知的財産法とは人間の知的活動の成果(これを,「知的財産」と呼ぶ)に関する法律の総称である.知的財産法は,現在わが国の産業活動において最も重要な法分野の1つである. 知的財産法に含まれる法律の1つとして著作権法がある.著作権法は文化の発展を最終的な目的とする法律ではあるが,コンピュータプログラムや映画,音楽等の利用に関する基本的なルールともなっており,産業の発達あるいは様々なビジネス分野において重要な役割を果たしている.本講義ではこうした著作権法をビジネス社会との関わりで概説する.
キーワード
法律,知的財産法,著作権
受講者へのメッセージ
法律の知識は前提としないが,常日頃から関連の新聞記事やニュース等に対して敏感な姿勢でいて欲しい.なお,遅刻·私語は厳禁.
到達目標
1. | Step1:著作権法の原理,制度や語句などについてな基本的な理解ができている. |
2. | Step2:ビジネス社会における著作権の重要性が理解できる. |
3. | Step3:著作権の理解を通して論理的合理性と現実的妥当性のある解答を導き出す力(リーガルマインド)を修得する. |
授業の計画
1. | 以下に示すような体系を持つ著作権法を,特にビジネス社会との関連で概説する. |
2. | 1) 著作権法の目的 |
3. | 2)著作物,著作者 |
4. | 3)著作者の権利①(著作者人格権) |
5. | 4)著作者の権利②(著作権) |
6. | 5)実演家等の権利(著作隣接権) |
7. | 6)著作権の制限 |
8. | 7)権利侵害等 |
成績評価の方法
筆記試験を中心に平常点(質疑応答,小テストなど)を加味して行う(比率は概ね7:3).
再試験の有無
無
教科書
レジュメを作成して講義形式で行なう予定である.教科書については未定である.参考書は講義中に適宜紹介する.
WEBページ
連絡先
- オフィスアワー: 前期 水曜日 16時10分∼17時10分 総合科学部1号館3階(経済法研究室)