2010年度 徳島大学 共通教育 大学入門科目群 — 毎年(前期)

大学入門講座 / 大学入門講座(歯学部)

Introduction to University Education / Introduction to University Education

平成19年度以前の授業科目:『大学入門講座』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『大学入門講座 / 大学入門講座(歯学部)』

教務委員会委員, 学生委員会委員

1単位

 金(集中,7·10) 歯((歯·口)1年)

授業の目的

大学生活全体を通じて自律的な学びの姿勢を確立し,今後の大学での学びを確かなものにするために,高校までとは異なった学習の姿勢や方法の概略,自律的な大学生活を送る方策の概略を把握することを目的とする.

授業の概要

本講座は,大学(歯学部)での学びを確かなものにするために,高校までとは異なって,「教わる授業から自ら学ぶ授業」という学習の姿勢や方法を身につけられるよう構成されている.各講義は,そのテーマに応じて適切な授業方法で行われる.大学では一般に講義形式の授業が主になるが,本講座では,講義を聞き,その主題についてノートをとり,グループで討論をし,その経過·まとめを口頭で報告したり文章でレポートすることなどの学習方法も取り入れて実践される.それらを通じて,「自ら学ぶ」姿勢を身につける準備をして,今日,大学生が社会から求められている「知的技法」の一端を身に付けることを目指す.

受講者へのメッセージ

大学で何を何故学ぶのか常に考え,快適で有意義な大学生活を過ごしましょう.

到達目標

1.以下「【授業の計画】」のテーマについて,その概要や問題点を理解し,友人たちや教員と討論ができ,文章としてまとめられること,また皆の前で報告発表ができること.

授業の計画

1.大学での学び方:わからないことがあれば,情報を収集·整理·分析し,答えを見つけ,それを発表する.教員が行っている方法を例に,いわゆる'知的生産の技術'の概略を説明する.
2.図書館やインターネットの活用の仕方:'知的生産の技術'では情報の収集が重要である.その主役を担っている図書館やインターネットの活用の仕方を説明する.
3.歯科医師になるに必要な心構え:患者の立場から見た良い歯医者さんとはどんな歯科医師でしょうか.良い歯科医師になるための心構えは何でしょうか.そのような疑問に対してグループ討議を通して考える.
4.歯学教育と全学共通教育:全学共通教育の概略を説明するとともに,歯学教育における全学共通教育の意義を,グループ討議を通して考える.
5.大学生活のすごし方:安全で快適な学生生活を送るにあたって必要な事項を説明する.また,良い歯科医師になるために,勉学以外に何をすべきかについて考える.
6.心と体の健康の保ち方:楽しい学生生活を送るには心と体の健康が必須である.食生活での注意事項,飲酒と喫煙,及び性の問題等について議論する.
7.学生相談室と大学生活:学生相談室について,その利用の仕方も含め説明する.また,大学生活で遭遇する様々な人権問題,悪徳商法から身を守るための方法についても説明する.
8.課外活動の楽しさと意義:先輩の体験談を通して,課外活動の楽しさと意義を考える.
9.相手の意見を聞き,相手と協調することを体験学習のなかで学ぶ.
10.医学・歯学の歴史,国際医療について学ぶ.
11.PBLを体験する(歯学科のみ).
12.研究室での生活(実験など)を体験する(歯学科のみ).

成績評価の方法

授業への参加の姿勢と到達目標の達成度により評価し,単位を認定する.

再試験の有無

無(欠席等の場合は,課題のレポートを課す)

教科書

必要に応じてプリントを配布する.

連絡先

吉本(088-633-9123, yoshimot@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)