2010年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(後期)

人間と生命 / 自己分析の心理学

Humanity and Life / The Psychology of self-analysis

平成19年度以前の授業科目:『人間と生命』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『人間と生命 / 自己分析の心理学』

教授・山本 真由美

2単位

 木(5.6) 全

授業の目的

本授業では,心理学という学問を通して自己について考えることを目的とする.以前から「持続可能な社会」,「共生社会」と言われている.そのような社会を目指す個人として,心が豊かな人間であることが求められる.まず,人間の知覚的特徴,認知的特徴,記憶の特徴,思考の特徴,パーソナリティ特徴,発達特徴,社会との関係などを知り,その上で自己について考える.

授業の概要

本講義では,以下の視点に基づいて授業を進める.(1)グループを作り,グループ内でインタビューを相互に実施し,その内容を全員が発表する,(2)授業時に説明した内容に基づき,グループで討議する,(3)その内容を各自レポートにまとめる,(4)グループで話し合った内容をまとめる.

キーワード

アイデンティティ,自己理解,自己分析,自己と他者

受講者へのメッセージ

グループ単位で授業を進めるので,途中で授業を放棄しないようにしてほしい. グループの中で何か一言でもいいから発言することを心がけてほしい.

到達目標

1.自己理解でき,自分のことを説明ができる
2.自分から見た他者について説明できる
3.心理学の知覚,認知,記憶,パーソナリティ,発達について説明できる

授業の計画

1.ガイダンス グループ分け検査実施
2.グループ発表,他者紹介とは,インタビュー実施,レポート(1)
3.発表方法について,グループ発表,他者紹介①
4.1.知覚について,グループ討議とまとめ
5.2.認知について,グループ討議とまとめ
6.3.記憶について,グループ討議とまとめ
7.4.思考について, グループ討議とまとめ,他者紹介③
8.5.パーソナリティについて,交流分析の実施,レポート(2)
9.6. パーソナリティについて,グループ討議とまとめ,他者紹介④
10.7.パーソナリティについて,二十答法の実施,レポート(3)
11.8.発達について,グループ討議とまとめ,他者紹介⑤
12.9.発達について,自我同一性尺度の実施,レポート(4)
13.10.発達について,グループ討議とまとめ, 他者紹介⑥
14.11.社会との関係について,グループ討議とまとめ
15.期末試験
16.レポート試験返却,全体総括

成績評価の方法

課題レポート(40%),学期末試験(30%),グループ討議と発表(30%)

再試験の有無

なし

教科書

特に使用しない.適宜資料を配付する.

連絡先

山本(3s06, 088-656-7192, yamamoto@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: オフィスアワー:金曜日の昼休み,研究室:総合科学部3号館3S06