2010年度 薬科学教育部 博士前期課程 新カリキュラム — [選択] 毎年(前期)

創薬先端合成化学特論

Advanced Synthetic Organic Chemistry

教授・宍戸 宏造, 准教授・吉田 昌裕, 教授・落合 正仁, 助教・宮本 和範

2単位

目的

創薬研究に欠かせない標的化合物指向型有機合成化学の基礎,方法論および応用展開を学ぶ.

概要

医薬品を創製する上で,生理活性物質の効率的合成,医薬品標的生体分子,活性物質の医薬品への変換などに関する広範な知識の習得が必要である.本特論では,これらに対する基礎知識を修得させることを目標に,有機金属化学,有機合成反応,標的分子の合成,化学反応論とハイパーバレントの化学について解説する.

キーワード

有機化学,求核置換反応

注意

e-learning は取り入れない.

計画

1.授業ガイダンスと標的指向型有機合成化学の概要(担当者: 宍戸)
2.生理活性天然物の全合成-1(担当者: 〃)
3.生理活性天然物の全合成-2(担当者: 〃)
4.生理活性天然物の全合成-3(担当者: 外部講師)
5.有機合成反応開発と医薬品創製への応用-1(担当者: 〃)
6.有機合成反応開発と医薬品創製への応用-2(担当者: 吉田)
7.有機合成反応開発と医薬品創製への応用-3(担当者: 〃)
8.有機合成反応開発と医薬品創製への応用-4(担当者: 〃)
9.超原子価結合論(担当者: 落合)
10.超原子価結合の化学ー超脱離能と配位子交換(担当者: 〃)
11.超原子価結合の化学ーカルベンとカルベノイド(担当者: 〃)
12.超原子価結合の化学ーオレフィンSN2反応(担当者: 〃)
13.超原子価結合の化学ービニルカチオン(担当者: 宮本)
14.超分子の化学ー1(担当者: 〃)
15.超分子の化学ー2(担当者: 〃)

評価

出席状況とレポート等により行う.

教科書

特に指定しない.

連絡先

宍戸(附属医薬創製教育研究センター4F, 088-633-7287, shishido@ph.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
吉田(088-633-7294, yoshida@ph.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
落合(088-633-7281, mochiai@ph.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: いつでもどうぞ
宮本(088-633-9532, kmiya@ph.tokushima-u.ac(no-spam).jp)

備考

講義は随時プリントを配布,もしくはパワーポイントを使用する.