東アジア文化論
教授・有馬 卓也
2単位
目的
東アジア文化論では,文学作品や思想書,或いは画像などを手がかりに,中国の思想・文化を様々なテーマから解明し理解していくことを主眼に於て講義を行っていく.そして,中国文化の基層に流れている様々なものを考えていきたい.中国や日本の隠者論を通して,人間の普遍的な理解を試み得る目をもつことを目標とする.
概要
本講義は,中国の秦から前漢期(高祖から武帝に至るまで)の思想や文化を,様々な事件や社会現象を通して,幅広く考えていこうというものである.というもの,前漢の武帝という時代が,それまでの中国古代の思想文化の集大成期であるからに他ならない.中国古代の思想がどのような経緯でまとめられていったのかを概観する.
キーワード
中国思想・文学,中国文化,前漢
目標
1. | 中国古代文化の理解を通して,人間の普遍的な理解を試み得る目をもつこと. |
計画
1. | ガイダンス |
2. | 前史としての春秋戦国・秦時代 |
3. | 前漢という時代の概要(1) |
4. | 前漢という時代の概要(2) |
5. | 高祖・恵帝・呂后期の諸問題(1) |
6. | 高祖・恵帝・呂后期の諸問題(2) |
7. | 文帝・景帝期の諸問題(1) |
8. | 〃 |
9. | 武帝期の諸問題(1) |
10. | 武帝期の諸問題(2) |
11. | 武帝期の諸問題(3) |
12. | 淮南王劉安 |
13. | まとめの時代 |
14. | 次の時代への遺産 |
15. | 試験 |
評価
出席と期末試験による
再評価
行わない
教科書
授業中に適宜紹介していく
連絡先
有馬(088-656-7119, arima@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 随時