工芸表現と技法
教授・平木 美鶴
2単位
目的
工芸と純粋美術の違いは,絵画や彫刻のような純粋美術が生活の中での使用目的を 全く持たないことに対して,工芸品は陶芸,手芸,木工などのように日常生活における使用目的を持った要素が多くなる.しかしながら,最近のすぐれた現代工芸は使用目的から離れ,純粋美術に近付いてきている.そのような現代工芸のあり方を探ると共に,工芸の実技を通して 素材への理解や道具を使用する基本的な能力を養う.
概要
具体的には木を素材として木の特徴を理解した上で木を切る,削る,磨く,着色することにより木工作品を制作する.
キーワード
美術,工芸
注意
隔年講義である. 2010年度は開講する. 材料費を徴収する.
目標
1. | 素材への理解や道具を使用する基本的な能力と感性を養う |
計画
1. | 現代工芸について |
2. | レリーフについて |
3. | レリーフの構想を練る |
4. | レリーフの下絵を木にトレースする |
5. | レリーフの構想に従い大まかに切り取る1 |
6. | レリーフの構想に従い大まかに切り取る2 |
7. | レリーフを彫刻刀で彫る1 |
8. | レリーフを彫刻刀で彫る2 |
9. | レリーフを彫刻刀で彫る3 |
10. | レリーフに磨きを入れ完成.批評会 |
11. | 木彫の立体作品説明構想を練る |
12. | 木彫の立体作品彫刻刀で彫る1 |
13. | 木彫の立体作品彫刻刀で彫る2 |
14. | 木彫の立体作品彫刻刀で彫る3 |
15. | 木彫の立体作品彫刻刀で彫る4 |
16. | 磨きを入れ完成.批評会 |
評価
評価は,作品評価を基本として,出席や授業への取組み姿勢等を併用して行う.
再評価
なし
教科書
なし
参考資料
なし
連絡先
平木(103, 088-656-7167, hiraki@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
備考
美術の教員志望者は必ず履修する事