2010年度 総合科学部 社会創生学科 環境共生コース 学部課程 — [選択] 2年(後期)

適応進化学

教授・松尾 義則

2単位

目的

生物の適応進化を理解するために必要な知識を習得することを目的とする.遺伝学と生物の進化の関係を示し,生物進化の素材である遺伝的変異,原動力である自然選択,移住,浮動について解説する.

概要

生物の適応進化と遺伝学

キーワード

進化遺伝,集団遺伝

先行科目

分子生物学

関連科目

分子生物学発生学

目標

1.生物の進化の仕組みを理解する.

計画

1.1.真正細菌と古細菌の多様性
2.2.真核生物の起源と多様性
3.3.植物と動物の多様性
4.4.突然変異と組み換えによる多様性の創出
5.5.DNAとタンパク質の変異
6.6.複雑な形質の変異
7.7.機会的遺伝的浮動
8.8.集団構造
9.9.変異に対する選択
10.10.自然選択とその他の因子の間の相互作用
11.11.選択の測定
12.12.表現型の進化
13.13.競争と協力
14.14.種と種分化
15.15.遺伝システムの進化
16.16.新しい形質の進化

評価

時々小テストを行い,本試験と合わせて評価する.

再評価

なし

教科書

教科書:「進化」分子・個体・生態系 メディカルサイエンスインターナショナル

参考書 タマリン 遺伝学 上巻 培風館

参考書 クロー著「遺伝学概説」(第8版)培風館 2,266円

連絡先

松尾(適応進化学研究室, 656-7270, matsuo@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: いつでもOK