2010年度 総合科学部 人間文化学科 国際文化コース 学部課程 — [選択] 2年(後期)

2010年度 総合科学部 人間文化学科 心理・健康コース 学部課程 — [選択] 2年(後期)

2010年度 総合科学部 社会創生学科 地域創生コース 学部課程 — [選択] 2年(後期)

2010年度 総合科学部 社会創生学科 環境共生コース 学部課程 — [選択] 2年(後期)

2010年度 総合科学部 社会創生学科 公共政策コース 学部課程 — [選択] 2年(後期)

2010年度 総合科学部 総合理数学科 数理科学コース 学部課程 — [選択] 2年(後期)

2010年度 総合科学部 総合理数学科 物質総合コース 学部課程 — [選択] 2年(後期)

社会心理学

教授・佐藤 健二

2単位

目的

近年,社会心理学に対する期待は,著しく増大している.なぜなら,社会心理学は,人間一般に共通する基礎的な社会的行動の研究を通じて,近年生じている,さまざまな社会的行動の諸問題の解決に資する可能性を持っているからである.そこで,本講義では,人間の社会的行動に関する一般的知見とその近年の展開について概説することを目的とする.

概要

人間の社会的行動の理解

キーワード

社会的行動,自己,対人行動,集団行動,集合行動

注意

OHP,パワーポイント,紙資料,ビデオテープなどを使用する.私語厳禁.

目標

1.社会心理学における重要な研究結果,概念,方法論,近年の展開について理解すること

計画

1.イントロダクション:社会心理学の定義・目的・研究分野
2.社会的影響(同調,服従,役割)
3.攻撃.暴力映像視聴は攻撃行動を増やすか?
4.援助.なぜ多数の人が目撃していながら殺人を傍観していたのか?
5.集団行動(リーダーシップ研究.「プロジェクトX」視聴)
6.集合行動(流言,うわさ,群衆行動)
7.言語・非言語的コミュニケーション(視線行動,パーソナル・スペースなど)
8.抑うつの社会心理学.認知の歪み,自己注目,相互作用モデルとの関連
9.自己呈示と対人不安
10.自己開示-対人関係の発展や健康への影響-
11.対人魅力.近接性と好意,身体的魅力,類似性と好意,返報性
12.友人関係・恋愛関係の形成・維持・崩壊
13.社会的認知(原因帰属など)
14.自己意識,自己評価研究とその臨床領域への応用
15.試験
16.総括

評価

三分の二以上の出席した者に対して,期末試験結果による評価を行う.

再評価

行わない

教科書

なし

参考資料

安藤清志他 1995 現代心理学入門4 社会心理学 岩波書店,坂本真士・佐藤健二 2004 はじめての臨床社会心理学 有斐閣

連絡先

佐藤(3S05, 088-656-7202, satoken@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 木曜日12:10∼13:00,総合科学部3号館3S05室,satoken@ias.tokushima-u.ac.jp