2010年度 薬学部 薬学科 学部課程 薬学科 — [必修] 6年(通年)

演習Ⅱ(症例解析総合演習)

Practice for Pharmacotherapy Case Study

形態

演習

目的

薬学部で履修してきたコアカリキュラムおよび臨床実習での知識を統合して模擬症例で設定された課題を多方面から検討することで,病態の理解を深めると共に理論的な薬物治療の考え方を習得し,さらには薬剤師の立場からの薬物治療法を提案できることを目的とする.

概要

少人数(5-6名)のグループに分かれ,グループごとに異なる模擬症例を与えてSGDを行う. 学生は問題立脚型PBLによって能動的に課題に取り組み,発表会を通じて症例に対する理解を深める.教員はチューターとして参加する.

カリキュラム関連

薬学モデル・コアカリキュラム対象外

目標

1.病態の理解.個々の模擬症例の病態,および当該病態の特徴的な臨床検査値および検査法を説明できる.
2.標準的薬物治療法の修得.個々の模擬症例について,標準的な治療法について説明できる.
3.薬物治療法の提案.個々の模擬症例について,薬物治療法を列挙できる.
4.薬物治療法の理論的解釈.個々の模擬症例の治療・検査に用いられる薬物の使用目的を説明できる.
5.患者教育方法の提案.個々の模擬症例における,薬剤師による患者教育・患者指導についてその方法を列挙できる.
6.薬物治療法に現存する問題点の抽出.個々の模擬症例における,現在の薬物治療法の問題点を列挙できる.

計画

1.心血管障害.なお,演習開始前に,模擬症例を用いた薬物治療法の提案について,概説を行う(講義).
2.呼吸器疾患
3.消化器疾患
4.腎疾患
5.神経疾患
6.精神疾患
7.内分泌疾患
8.産科・婦人科疾患
9.泌尿器疾患
10.免疫疾患
11.骨・関節疾患
12.感覚器疾患
13.皮膚疾患
14.血液疾患
15.感染症
16.
17.その他

評価

受講姿勢,レポート,試験にて行う.

再評価

再試験を実施する.

教科書

Terry Schwinghammer著,Pharmacotherapy Casebook (McGraw-Hill/Appleton & Lange)

備考

平成23年度以降開講予定