2010年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(後期)

自然と技術 / 天然物化学入門

Science and Technology / Introduction to Natural Product Chemistry

平成19年度以前の授業科目:『自然と技術』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『自然と技術 / 天然物化学入門』

講師・中村 光裕

2単位

 木(11.12) 夜間主(全)

授業の目的

地球上で生活する植物,動物,微生物など数多くの生物が体内で独自の化合物を合成し,その化合物によって,身を守ったり,攻撃したり,会話したりしている.人でもホルモンを始めとする化合物によって体内の機能をコントロールしている.我々は,これらの化合物の機能を利用し,様々な分野で有効利用している.本講義では,天然物化学の研究法を紹介し,天然物化学によって明らかにされた化合物の機能について解説する.

授業の概要

天然物資源から作り出される化合物について,天然物化学の観点から解説し,これらの成分の機能について,できるだけわかりやすく紹介する.

キーワード

天然物化学,天然物資源

受講者へのメッセージ

化学また生物学を十分に学ばなかった学生にも理解できるように講述する.

到達目標

1.様々な天然物資源の有効利用法を理解する.

授業の計画

1.はじめに
2.天然物化学の研究法(1)
3.天然物化学の研究法(2)
4.生物間相互作用物質(1)
5.生物間相互作用物質(2)
6.生物間相互作用物質(3)
7.天然毒(1)
8.天然毒(2)
9.天然物由来の薬(1)
10.天然物由来の薬(2)
11.天然物由来の食品(1)
12.天然物由来の食品(2)
13.天然物由来の材料(1)
14.天然物由来の材料(2)
15.期末試験
16.総括授業

成績評価の方法

学期末テスト,レポート,受講態度

再試験の有無

教科書

授業で必要な資料を随時配布する.

参考書

授業の中で適宜紹介する.

連絡先

中村(2N02, 088-656-7246, mnaka@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)

備考

上記の授業計画は,予定であり変更することもある.