自然と技術 / (工)化学応用工学概論
Science and Technology / Outline of Chemical Science and Technology
平成19年度以前の授業科目:『自然と技術』
平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『自然と技術 / (工)化学応用工学概論』
授業のタイプ
講義
授業の目的
現代の理工学関係の科学者や技術者には，多種多様な物質の化学的基礎知識が要求される．本講義では，物質の性質を化学結合，分子構造に基づいて理解させると共に，実社会における化学の応用例にもふれる．高等学校の履修内容との橋渡し，上級学年における学修の基礎形成と動機付けを目的とする．
授業の概要
高等学校で学んだ化学に接続させ，化学の基礎としてまず電子のエネルギー状態がどのように記述されるか解説し，次に原子，分子の構成について述べ，物質の性質を化学結合，分子構造と関連させて理解させる．さらに，炭素原子の混成軌道の概念から有機および高分子化合物の構造と反応性を解説する．これらの基礎の上に，私たちが生きていく上で欠かせない有用な化学的事象や"もの"について解説する．
キーワード
化学結合，分子構造，混成軌道，有機化学，高分子化学
到達目標
| 1. | 高分子を含む有機化合物を対象に，物質を構成している原子，分子の化学結合が反応性，物理化学的性質にいかに関係しているか，また，社会においてどのように利用されているかを理解させる． |
授業の計画
| 1. | 1. 有機化学の基礎1 |
| 2. | 2. 有機化学の基礎2 |
| 3. | 3. 有機化学の基礎3 |
| 4. | 4. 有機化学の基礎4 |
| 5. | 5. 高分子化学の基礎1 |
| 6. | 6. 高分子化学の基礎2 |
| 7. | 7. 高分子化学の基礎3 |
| 8. | 8. 高分子化学の基礎4 |
| 9. | 9. 高分子合成化学の基礎1 |
| 10. | 10. 高分子合成化学の基礎2 |
| 11. | 11. 高分子合成化学の基礎3 |
| 12. | 12. 有機化学による生産の科学1 |
| 13. | 13. 有機化学による生産の科学2 |
| 14. | 14. 有機化学による生産の科学3 |
| 15. | 15. 期末試験 |
| 16. | 試験結果の講評と総括 |
成績評価の方法
小テストまたは課題レポートおよび期末試験により評価する．
再試験の有無
無
教科書
マクマリー有機化学(上)伊東・他訳(東京化学同人)
参考書
有機化学のしくみ 齋藤勝裕著(ナツメ社)
WEBページ
連絡先
河村(化410, 088-656-7401, kawamura@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
右手(化学棟406, 088-656-7402, ute@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
- オフィスアワー: 月曜日 15:00 ∼ 17:00
平野(化405, hirano@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
西内(化409, 088-656-7400, nishiuch@chem.tokushima-u.ac(no-spam).jp)