2010年度 徳島大学 共通教育 教養科目群 — 毎年(後期)

歴史と文化 / デスクトップミュージック入門

History and Culture / Prime guide of desktop music

平成19年度以前の授業科目:『歴史と文化』

平成16年度以前 (医保は17年度以前) の授業科目:『歴史と文化 / デスクトップミュージック入門』

教授・宮澤 一人

2単位

 月(13.14) 夜間主(全)

授業の目的

コンピュータによる音楽制作についての基礎的な知識を学び,同時に音楽の構造や具体的な表現方法についても考察する.意外に思われるかもしれないが,実は音楽を作るためには,いわゆる「文科系思考」と同時に「理系的思考」も不可欠である.音楽を理性的に捕らえそこで表現されていることを,数字やデータとして把握できるようにすることは,どのような専門分野に進んでも必要な能力を養うことに直結する.

授業の概要

音楽を構成している様々な楽器について学び,それらの演奏データをいかにしてパソコン上のアプリケーションに入力するかについて考察する.続いて,パソコンで音楽を演奏する時に用いるMIDI信号について,その詳細を学ぶ.

キーワード

パソコンと音楽,MIDIシステム,デジタルによる音響処理

受講者へのメッセージ

まず様々なジャンルの音楽に興味と好奇心を持っていること.楽器の演奏経験は問わない.教室の都合により,定員を50人に制限する.なお,教室が共通教育棟から離れているので,事前に確認をしておく方が良い.

到達目標

1.音楽を客観的に分析し,的確なデータとして捕らえ,それを自分自身の文章等で他人に伝えることができるようにする.

授業の計画

1.コンピュータと音楽の良い関係とは
2.ドラムスの構造
3.ドラムスの入力
4.ベースとリズムセクション
5.ベースとリズムセクションの入力
6.ストリングスとホーンセクション
7.ストリングスとホーンセクションの入力
8.アナログ・シンセサイザー
9.デジタル・シンセサイザーとジェネラルMIDI(GM)規格
10.MIDI信号(概要,ノートオンとノートオフ)
11.MIDI信号(音色の選択方法)
12.MIDI信号(様々なコントロール)
13.MIDI信号(システムメッセージ)
14.コンピュータと音楽の最前線
15.レポート提出
16.総括授業

成績評価の方法

授業中に指示するレポートの内容,授業への取り組み状況により決定する.

再試験の有無

教科書

教科書は使用しない.授業内容についての資料をその都度配布する.

参考書

デスクトップミュージックに関する様々な書籍が出版されているので,各自適切なものを探すこと

連絡先

宮澤(マルチメディアA棟 204, 088-656-7163, miyazawa@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 木曜日昼休み,または授業直前(研究室に在室中は特別な場合を除き対応可能)

備考

後期,月曜日,13-14講時