基礎ゼミナールⅠ・Ⅱ総論
教授・桑原 恵
2単位
目的
人間力の育成とコミュニケーション能力の向上を図る. (1)教員と学生が議論して課題を設定し,問題解決のための手法を学ぶ. (2)少人数で,相互に討論し,協力して設定した課題を解決してゆく過程を通じ,学生と教員,学生相互の人間関係を構築し,相互のコミュニケーション能力を高めつつ,人間力を涵養する. (3)学習の成果を発表会で報告することにより,プレゼンテーション能力を身につける.
注意
授業担当者の所属しているコースは,学生の2年次以降のコース配属には直接の関わりはない.
目標
1. | 以下の技能・能力の育成を目標とする. |
2. | 1) 文献調査・情報収集能力 |
3. | 2) 理解力・読解力 |
4. | 3) コミュニケーション能力 |
5. | 4) プレゼンテーション能力 |
6. | 5) レポート作成能力 |
7. | この講義では,汎用的技能修得と体験参加型,課題解決・探究型学習を進めることとしています.各講義クラスの目標については,担当者ごとに示されたシラバスを参照して下さい. |
計画
1. | Iは教員主体で授業を進め,IIは学生の発表に重点を置く.以下の開講形態を取る.各クラスによって異なる. |
2. | 1) 講読 |
3. | 2) 体験学習 |
4. | 3) ディベート(ディスカッション) |
5. | 4) その他 |
6. | <基礎ゼミⅠ> |
7. | 大学入学直後の学生が,大学で学習していくために必要なことを身につけるためのゼミナール.大学での学習は,高校までの学習とは異なり,単に既存の知識を「覚え」「正解を導き出す」ことだけではない.自ら考え,疑問や問題点を提示し,それを解決していく方法を模索することが出来るようになる必要がある.そのために課題を設定して,問題解決学習的な要素を取り入れた内容とする.具体的には,出来うる限り受講生自身が見つけた課題や問題をテーマとして,それを多面的な視野で検討し,結論を導き出すようにする.テーマは教員の専門に近い内容のクラスもあれば,専門から離れている内容のクラスもある.多面的に考察するための体験学習も含まれる. |
8. | <基礎ゼミⅡ> |
9. | 基礎ゼミⅠで培った,課題解決に向けての初歩的なスキルをさらに発展させ,他者に対して自らの考えを論理的に説明できる能力や議論する能力をも培う.これらの能力は,大学生活を通して身につけるべきものではあるが,この講義ではその初歩的なスキルを身につけ,グループの議論などを通して自らとは異なった意見に対して,その意見を十分理解した上で,自らの立場からの反論を述べることの出来る能力を養う. |
評価
評価は,出席の状況,授業への積極性,課題や発表の内容などから総合的に評価する.
連絡先
桑原(088-656-7157, megumi@ias.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
基礎ゼミナールⅠ・Ⅱ担当教員