2010年度 歯学部 口腔保健学科 学部課程 — [選択] 2年(後期)

福祉行財政と福祉計画

Social Welfare Administration and Planning

教授・日野出 大輔, 准教授・吉岡 昌美

1単位

形態

講義

一般目標

社会福祉の実践を支える制度的な枠組みである福祉行財政と福祉計画について基本的事項を理解し,修得する.

授業概要

福祉の行財政の実施体制,たとえば,国・都道府県・市町村の役割,国と地方の関係,財源,組織および団体,専門職の役割などについて教授する.また,福祉行財政の実際や,福祉計画の意義・目的・主体・方法などについても教授し,理解を深める.

先行科目

衛生行政

授業方法

講義形式(視聴覚教材,プリントなどを適宜用いる.)

授業場所

月曜 7時限目,第6講義室

行動目標 (到達目標)

1.福祉行財政に関する国・都道府県・市町村の役割および国と地方の関係について説明できる.
2.福祉の財源について説明できる.
3.福祉行財政の動向について説明できる.
4.福祉行政の組織,団体および専門職の役割について説明できる.
5.福祉計画の意義・目的・主体・方法・留意点・評価方法について説明できる.
6.福祉計画の実際について理解する.

授業計画

大項目中項目内容担当到達目標
1.福祉行財政序論
福祉と制度,福祉の法制度の展開
日野出1
2. 〃 〃
福祉計画の概要
3. 〃福祉行政
行政の骨格,社会福祉と法制度
4. 〃 〃
福祉行政の組織,社会福祉基盤構造
5. 〃福祉財政
財政と社会福祉,一般会計予算と社会保障関係費の動向
地方自治体の財政と民生費の動向
2,3
6. 〃 〃
民間社会福祉事業の財源
福祉サービスの利用と費用負担
7. 〃福祉行政の組織,団体及び専門職の役割
社会福祉基盤構造改革,相談課程と相談体制
4
8. 〃 〃
専門諸機関,地域の相談システム
9.福祉計画福祉計画の目的と意義
福祉計画の目的と意義とは
福祉援助の現場から福祉計画へ
計画のサイクルと福祉援助の現場
日野出, 薮内5
10. 〃福祉計画の理論と技法
福祉計画の基本的視点
福祉計画の過程と留意点
11. 〃 〃
福祉計画におけるニーズ把握と評価
福祉計画における住民参加
12. 〃福祉計画の実際
福祉計画の事例研究の視点
老人福祉計画・介護保険事業計画
吉岡6
13. 〃 〃
障害者計画・障害福祉計画
次世代育成支援行動計画
14. 〃 〃
地域福祉計画
15.まとめ
まとめ
日野出1-6

成績評価の方法

全講義終了後,筆記試験を行う.筆記試験の評価点により総合的に判定する.評価は100点満点で60点以上を合格とする.

再試験

必要に応じて行う.

教科書,参考書

新・社会福祉士養成講座 10 福祉行財政と福祉計画 初版 中央法規出版2009

参考資料

社会福祉士ワークブック2010[共通科目編] 馬場 茂樹 監修 ミネルヴァ書房 2009

連絡先

日野出(088-633-7543, hinode@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月∼金 17:00∼18:00 / 6F 口腔保健学科・教授室
吉岡(088-633-9171, masami@dent.tokushima-u.ac(no-spam).jp)
オフィスアワー: 月∼金 17:00∼18:00 / 6F 口腔保健学科・第1研究室