成人看護学実習Ⅰ
Clinical Practice in Adult Nursing 1
教授・雄西 智惠美, 教授・田村 綾子, 徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部(療養回復ケア看護学分野) 准教授・市原 多香子, 助教・南川 貴子, 助教・桑村 由美, 助教・今井 芳枝, 助教・板東 孝枝
2単位
目的
成人看護学実習Ⅰは,以下の2つの目的で実施する <成人看護学実習Ⅰ-②(導入実習)> 成人看護学実習Ⅰ・Ⅱへの導入を目的とし,成人期に特有な健康問題をもつ対象をアセスメント方法と看護過程の展開方法を習得する. <成人看護学実習Ⅰ-②> 本実習では周手術期にある患者を包括的に理解することに努め,合併症を予防し健康問題解決のための援助方法を学習する.特に侵襲下にある患者の生命活動をサポートし生活活動を保護する援助技術について重点的に学ぶ.また,実習体験を通して,批判的·創造的思考を深めると共に,自己の看護観·倫理観·職業観を発展させる.
概要
1病棟に4∼5名/1Gで合計2週間の実習を行うが,患者の治癒過程に応じて手術室,集学治療病棟において実習を行う.病棟では原則として手術患者1名を受け持ち看護過程を展開するが,患者の手術予定等によって複数を受け持つことがある. *実習内容の詳細については,後日,実習要項を配布し,ガイダンスを行います.
注意
受け持ち患者の手術日等によって実習日や実習時間が変更になることがあるので,このような状況を踏まえて実習に参加してほしい.また,健康管理に注意して実習に臨むこと.特に冬季の風邪·インフルエンザ予防対策は十分に行うこと.
目標
1. | 侵襲下にある患者に適切な関わり·援助ができる.1)病気や手術の受け止め方,急激な生活変化に配慮した関わりができる. 2)患者·家族が手術縦攴に適切に対処できるように援助できる. 3)術後合併症予防のための援助ができる. 4)安全と安楽を配慮した援助ができる.5)生命活動のモニタリングができる. 6)苦痛緩和ケアが実施できる. 7)患者の回復状況に応じた生活援助ができる.8)退院後の日常生活上の問題を把握し援助できる. |
2. | 患者ー看護師関係を成立し発展させることができる. |
3. | 患者に適した看護過程を展開することができる. |
4. | 専門職業人として適切な(ふさわしい)姿勢·態度を養うことができる. |
5. | 倫理的問題に反応することができる. |
6. | 医療チームの一員として行動できる. |
7. | 基本的学習と学習の拡大努力をする. |
計画
1. | 3年後期に2週間の実習を行う.詳細は実習予定表を参照のこと. |
評価
実習目標の達成状況,実習への参加度,自己学習状況,カンファレンスへの参加度,ケースレポートを総合して評価する.
教科書
成人看護学概論,成人対象論,成人援助論,成人疾病論,高齢者疾病論で使用したものを活用.
参考資料
必要時,参考文献を紹介をする.
連絡先
- オフィスアワー: 金曜日:16:30∼17:30 (研究室 保健学科3階)
- オフィスアワー: 水曜日午後 (研究室 保健学科3階)
- オフィスアワー: 月曜日:17:00∼18:00 (研究室 保健学科3階)
- オフィスアワー: 火曜日:16:00から17:30(成人実習室 保健学科3階)
- オフィスアワー: 火曜日:16:00から17:30(成人実習室 保健学科3階)